2007.12.31.(月) 今年はこんな大晦日
「はーやれやれ…やっとこれで今年の用事も全部終わったわい。コーヒーでも飲んで一息入れよ…って、あれ? ワン公! どこ行ったぁっ!」
そして管理人が周囲をきょろきょろ見回してみれば、部屋の隅にちんまり丸まって全身から思いっきし「ふてくされオーラ」を放出している三色毛玉が約一匹(笑)。
「おやおや、何をそんなにふくれてるんだい? さ、ママのお仕事もみんな終わったからこっちきて一緒にお茶でも飲も、ね」
しかし案内人からの返事はなし、怪訝な顔になった管理人が近寄って毛玉に手を触れようとした途端!
「がうがうがうっ!! よくもしょんな、ケロリンパとちたお顔で『一緒にお茶でも』なんて言えまちねっ! ただでさえ年末ずっと忙ちくて遊んでくれなかったばかりか、今日はついしゃっきまで家中がんがん掃除機かけて散々ボクを追いかけ回ちたくせに…ボク、怖くて怖くてたまらなかったんでちよっ! 大体、どーちて大晦日の朝から夕方まであんなに掃除機かけなきゃいけないのっ。大掃除なんかもう一週間前に終わってて、ママだってこの前の日記に『年越しの支度も順調』なんて書いてたじゃないのっ! いくら年のせいで物忘れがひどくなったとはいえ、たった三日前、自分で書いた文章忘れたとは言わちぇまちぇんよっ」
「それはお前の早とちり。前回の日記よく読んでごらん。ちゃんと一番下に『後は…部屋の掃除云々』って書いてあるじゃんよ。あのねぇ…たといどんなに徹底的な大掃除をしたところで、それから除夜の鐘が鳴るまでの間には多少のゴミや埃がたまっちゃうだろーに。それを大晦日にもう一度きれいにできたってことこそ、今年の年越し準備が順調に進んだ証拠ってモンよ、おーっほっほっほっほっほっ!!!」
そこで腰に手を当てて高らかに哄笑する管理人、しかし案内人の方はそんな飼い主を上目遣いにじろりと見上げて…。
「でもママ、だったら今から新年までの数時間にもまた次のゴミや埃がたまっちゃうんじゃないの?」
「ま、厳密に言えばそーなんだろーね。だけどそこまで神経質になってたら大晦日の夜中まで掃除してなきゃならないしさー、ある程度は目ェつむって臨機応変にいかなきゃね。さ、わかったらご機嫌直してこっちへおいで。お前の好きな『ニボシ入りわんわんビスケット』もちゃんと用意してあるよ〜♪」
言いつつ飼い主が取り出してきたビスケットを素直にもらう飼い犬、しかしそこでぼそぼそぼそ…と一言。
「…しょうでちか。これから新年までのゴミや埃には『目ェつむって臨機応変』でちか。よ〜く、わかりまちたでち」
しかし、今度こそいそいそとコーヒーやお茶の支度に取りかかった管理人にはそんなつぶやきなど聞こえるはずもなく…。
「んぁ〜? パピ、何か言った? ほら、お茶入ったよ…って、え…!?」
ふと顔を上げた次の瞬間、飼い主硬直。
「おわぁぁぁぁっ!! てめぇ一体何やらかす気だオイコラ掃除機かけたばかりのカーペットの上で後ろ足で耳の裏かきむしるなぁっ! カーペット掘るなぁぁっ!! 洗濯したばかりのシーツと綿毛布の上でわんわんビスケット食い散らかすなぁぁぁっ!!! ああ毛が…ホコリが…食べカスがぁぁぁぁぁ…」
…かくて地獄を見た管理人の絶叫は、除夜の鐘が鳴り終わるまでご町内中に響き渡ったとかそうでないとか(<人・犬揃ってえれー近所迷惑)。
はいここで、今年最後の「本日の教訓・大晦日編」
何かと慌しい年末の時期ですが、それでもできるだけ時間を見つけて一日十分か二十分はペットの相手もしてやりましょう。忙しさにかまけて放ったらかしにしたが最後、思いもかけないしっぺ返しを食う場合があります…(<毛だらけホコリだらけ食べカスだらけの部屋にへたり込み、力なく笑)。
…以上、大晦日恒例の飼い主・飼い犬共演ショートショートコントでした。…って、それはともかく(と姿勢を正す管理人&案内人)。
皆様、今年も弊サイトをご贔屓下さいまして本当にどうもありがとうございました。最近では更新ペースも大分落ちてしまいましたが、こうしてお越し下さる方々がいらっしゃるからにはここで一発、人も犬も初心に帰って新たに気合を入れ直す覚悟でございます。
願わくばこれからもお見捨てなく、いつでも気軽にお立ち寄り下さいますように。
そして何より、皆様どうぞ良いお年をお迎え下さいませ…(平伏)。
管理人&案内人
2007.12.28.(金) 何を今さら近況報告
年の瀬も押し迫り、2007年も残りわずかとなった今日この頃、皆様方にはさぞお忙しくお過ごしのことと存じます。かく言う管理人もゴクツブシ兼人間のクズのくせして生意気に、あれやこれやと年末の用事に追いまくられて全身へろへろ、脳ミソ爆発状態なんですけんども。
それでも今年はこーやってあたふたどたばた走り回れるのがしみじみありがたいわ〜…というのも。
今を去ることちょいと前、10月末から12月半ば近くまでの管理人は今以上にへろへろ爆発状態だったからでござります。
そもそも10月下旬あたりから右目が真っ赤っ赤に腫れあがっちゃったのが全ての始まり、諸悪の根源。実はコレ、前にも何度か書いたけど四〜五年前から抱えてる持病みたいなもんでさー、季節の変わりめとか疲れがたまっちゃったりとかで体力落ちるとすぐ出てくるのよ。目医者さんに行っても特に何の病気あるいは傷って診断されるわけでもなし、ただいきなり目玉が充血して多少痛み出すだけ、目薬もらってきちんと治療に励めば二〜三週間でめでたく全快しちゃうんだから、正直本人にとってもワケわからん。…そりゃ確かにあたしゃガキの頃からの活字中毒、おまけに社会人になったその日からン十年、ほぼ毎日長時間パソコンとにらめっこする生活送ってるんだからかなり目は酷使してますけどね、昔はもっと苛酷な環境下にいたくせして一度もこんなことなかったのにな〜。ああ、これもやっぱり年食ったせい、所謂「老化現象」というヤツなのかしらぐすぐすぐす(涙)。もっともその反面、昔の管理人ってばどんなに健康に気をつけてても必ず一年か二年に一度は風邪ひいて、三〜四日寝込んだりもしてたんだケド。
思うに若さと体力有り余りの頃ってなぁ、無理もきく代わりにかなりのご重体になるまでてめぇの不調に気がつかないのかもしれませんわねぇ。けれどすっかりいー年こいた現在ではちょいと無理するとすぐに目玉が腫れちまう、よって否応なしに休養を取らざるを得ず…おかげでオバサン、この三〜四年間丸一日以上寝込んだことなんざないっ。ってこたぁつまり、年食って体力落ちたおかげでかえって健康になっちゃったってか? そんなの余計何が何だかワケわからんじゃないのえーいくそっ!(悩)…なんてこたぁ別にこの際どーでもよくて。
とにもかくにもおとなしくかつ真面目に目薬さし続けたおかげで目玉は順調に回復、目医者さん(<女医さん)からも「そろそろ薬やめてもいいかしらね〜vv」なんてありがたいお言葉を頂戴できるまでになった、ああそれなのにそれなのに。
何と今度は11月半ば、実母が風邪&貧血でぶっ倒れて寝込んじゃったからたまらない。とはいえこっちも基本はただの風邪だし、そう深刻な事態じゃなかったんだけど、厄介なのはフロクの貧血。何てったって突然意識失っちゃうってーのがねー。…いやぁ、最初はマジビビリましたぜ。昼食後洗い物をしていた管理人の隣、ダイニングテーブルで茶ぁすすってたかと思えばいきなり「吐き気がする」とか何とか言い出して、次の瞬間にはがっくり椅子の背もたれにのけぞって失神しちゃうんだもん。
(今ここで昼メシでも戻したひにゃ窒息する!!)
咄嗟にそんな考えが頭に浮かんだ管理人、気がついたときには洗い桶の中身丸ごとシンクにぶちまけ、実母の体起こしてその頭をまだ泡だらけの桶の中に突っ込んでました(<今思えば情容赦ない鬼娘<笑)。したらまさに間一髪、先程の言葉が現実に…(<お食事中の皆様方に深くお詫び申し上げます)。
ま、結局数秒後には無事意識取り戻してくれたし、吐き気もそん時限りだったからよかったものの、「失神と嘔吐」だなんてヘタすりゃ脳梗塞の発作かも…とか何とか、正直かなり肝を冷やしました(<今は亡き実父が脳梗塞起こしたときもおんなじ症状だったし)。しかしながらその後医者に連れて行ったらどっからどー診ても立派な「貧血」と太鼓判押されて(笑)全ての心配は杞憂に終わったんですけんども。
おかげで娘の方もしっかりきっぱりぶり返したのよ、目玉の腫れがぁぁぁぁぁっ!!! しかも心なしか腫れも痛みも前よりひどくなっちまったよーな…。さらに加えて実母ときたら、「元は風邪」だと高をくくってるんだかどーだか、ちょっと良くなるとすぐにふらふら起きてきて家事に手ェ出す、でもってまたまた貧血起こす(もっともさすがに失神までは行かなかったが)をそりゃもう延々と繰り返して下さりやがってねぇ。「もういー加減ババァになって回復力落ちてんのがわかんねーのかよいーから布団の中でおとなしくしてろぉぉぉっ!!!」…ああ、こんなふうに絶叫できたらどんなに楽か、けれどさすがに病気のバーサン怒鳴りつけるわけにもいかねぇしなぁ…などと悶々としていた娘もぐずぐずだらだら一進一退。
そんなこんなで今月はオン・オフ問わず忘年会だの飲み会だののお誘いを随分断ってしまいました…B&M様、S様始めお誘い下さった皆様方、本当に申し訳ありませぇぇぇ〜んっ!!(涙@思いっきし私信)
もっともそうしてひたすら地味に引きこもっていたおかげで今はどっちも完全回復したんですけどね。それに年越しの準備も早めに始めることができたし、例年に比べて結構順調に進んでるかも。だったらやっぱこれって「禍福はあざなえる縄の如し」「人間万事塞翁が馬」ってヤツですかねぇ…。
さ〜て、後は部屋と台所とトイレとお風呂掃除して窓のカーテン架け替えて年末年始の食料買出し行ってシーツと綿毛布と衣類一式の洗濯するだけだ〜いvv(…結構たくさん用事残っとるやんけ>自分)
2007.12.09.(日) 「君の昔を」再び(笑)
わ〜ん、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっっっ!!! 例によってまたまた二ヶ月近く、更新も日記も放ったらかしにしてしまった管理人、でも今回ばかりはちょっくらワケありだったりしたので次の日記は絶対事情説明兼近況報告で行くぞぉぉぉ〜っ! なんて心に決めていたんですけんども。
つい先日、思いがけないところで何とも嬉しい出来事に遭遇vv よってあっさり予定変更、事情説明兼近況報告はいずれまたということで(<根性なし)。
そもそもの発端は、先週金曜の昼食時に観ていた某N○Kのトーク番組。ゲストの高木○保さんが管理人もわりかし好きなので何の気なしにチャンネルを合わせたのだった。
でもって初めのうちはごくごく普通に、現在高○さんが御出演中のドラマの裏話とかデビューなさってからこれまでのできごとなんかが話題になっていたのだが。
番組中盤、ゲストの宝物拝見コーナーが始まるやいなや、出てきたのは何とアニメのDVD! しかもその中には「十○国記」や「○殻機動隊」に交じってしっかり「新ゼロ」全五巻セットがっ!!
そこで一瞬食後のほうじ茶を噴きかけた管理人、しかし考えてみりゃ高○さんってばアタシよりほんのちょっとお姉様だけど間違いなく同世代(<正直それまで同い年だと信じて疑わなかった)、だったら「新ゼロ」ファンであっても別に何の不思議もないじゃないか落ち着け自分! …とか何とか気を取り直し、再びTVに目をやればまぁ、その後はますます驚くべき展開に…。
「アニメのヒーロー、ヒロインってみんなイケメン、イケ女ってところがたまらないんですよ(と、ここで「新ゼロ」DVDのケースに描かれたジョーくんが画面一杯にズームアップ!)。…ね、イケメンでしょう、ジョーvv」
「は…ジョーっていうんですか、このキャラクター」
どーやらまるっきし「009」を知らないらしい司会者さんがそう聞いた刹那、突如高○さんの声のトーンがはね上がった。
「そーなのっ! 彼はジョーなの! 島村ジョー!! も、私幼稚園の頃から大好きなんですよ〜vv」
はっ…はい! はいはいはいっ!! それは私も同じですっ!!! …管理人がTVの前で大きく手を上げ、絶叫したのは言うまでもない。だがそんな一視聴者の狂乱など完全無視して(<当たり前だ)番組は続く。
「その頃の放映は朝でしたので、最後まで観ていると幼稚園の送迎バスに間に合わないんです。それでとうとう両親が送迎バス断って、自分たちで送り迎えしてくれるようになりました。だって私、『009』が始まると朝ごはん食べる手が止まっちゃうんですもの」
そうそう、まさしくそのとーりっ!! あの当時は人気アニメの再放送ちゅーたらみんな朝でねぇ…管理人も小学校に遅刻しそうになりながらぎりぎりまでTVにしがみついてたクチですから(詳しくは「泡沫」、03.11.14.付の日記後半をご参照下さい<大笑)、お気持ちよぉぉぉ〜っくわかりますです!! 迫り来る登校(登園)時刻に怯え、横目でちらちら時計の針の進み具合を窺いつつTVにへばりつき、しまいには怒髪天を突く勢いで怒り狂う保護者(<主として母親)と丁々発止のせめぎ合い、それでもしっかりED「戦いおわって」の最後の伴奏まで見届け聞き届けてあとは小学校(幼稚園)に向かって全力ダッシュ…なんて苦労を知ってるのは私ども年寄りファンだけですものねぇ、○木さん…(<感極まってよよと泣き伏した顔をふと上げて遠い目)。
ただ一つわからんのは、「管理人よりちょっとお姉様」の高○さんが幼稚園の頃観ていた朝の旧ゼロ再放送を、どーして小学校一年生当時の管理人が観てたかってことだけど…ま、あの頃は同じアニメを何度も何度も、マジ放映する方も観る方もわかんなくなるくらい繰り返し放送してたからな〜。おそらく管理人が観ていたのは件の放送のさらに次の次の次…(以下エンドレス)くらいの再放送だったのであろう。…なんてこたぁともかく「あの○木さんもゼロナイファン歴○十年(<某通販雑誌CMふう)」だなんて、全国のゼロナイファンにとってこれほど心強いこたぁないじゃございませんか♪ おまけに高○さんも未だお独り身(いや別にそれはゼロナイとはまるっきし関係ないからっ>自分)…ちゅーたらほとんどアタシと一緒じゃ〜んvv え〜っ、やだぁ〜っ、うっそぉ〜vv これまで全く縁なき衆生、雲の上のお方だとばっかリ思ってた有名女優さんと自分との共通点がこんなにあったなんて、何だか照れちゃう〜vv
○木さ〜ん! 願わくばどうぞこれからも末永くご活躍下さいませ〜vv 不肖ゼロナイファン仲間の一人として、心の底から応援申し上げておりますですぅ〜っ(<そしてそのまま喜びの舞っ…ただし東京音頭)。
…あ〜あ、黙って聞いてりゃウチのママ、またちてもとんでもないことを言い出ち始めまちたねぇ。よりにもよってあの知性派美人女優、高木美○しゃんが「アタシと一緒」…? 知性派美人もへったくれもない一介のオバサンの分際で、一体どんだけ分厚いツラの皮ちてるんだか。
あんねママっ! 確かに○木しゃんとママは同世代で同じゼロナイファンで独身でちけどねっ、しょの他の共通点といったらせいぜいメガネかけてることくらいでしょっ!! 悪いこた言いまちぇんから、一度よぉぉぉ〜く鏡見て、自分というイキモノを再確認ちてちょうだいっ!!
…だけどこの身の程知らずの図々しさこしょ「オバサン」の証拠ってやつなのかも。だったらもう何を言ってもムダでちね、きっと(<…と、あっさり飼い主見捨てておやつのビーフジャーキーを食べ始める案内人<笑)。
2007.10.19.(金) 鉢物は回して育てて業務連絡
ちょっと油断してたらまたまた日記が一か月も空いてしまいました…すみません(TT)。
…で、空白の一か月間管理人が何してたかとゆーと、実はちょっとしたガーデニングに挑戦していたのだった。もっともその実態はっちゅーと、植木鉢でネギ育て始めただけなんだけんどもさ(オイ貴様いくら一か月以上前とはいえ前々回で散々ネギについて書きたれてたくせしてまたしてもネギかよいーかげん日記のネタが尽きたんと違うかオバハン!!>自分)。ネギといっても先の日記で取り上げたタマネギでもリーキでも長ネギでもない万能ネギ。
この万能ネギというヤツ、刻んで納豆にかけてもよし(<正直管理人は長ネギより万能ネギかけて食う方が好き♪)、味噌汁の吸い口にしてもよし、刺身の薬味にしてもよし、その他あらゆる料理の彩りとして使える中々便利な野菜ではあるのだが、如何せん一度に使う量がほんのちびっと、どんなに大盤振舞いしたところでせいぜい一人あたり2〜3本で事足りてしまうのが難である。そのくせ八百屋さんやらスーパーの店頭には大抵数十本くらいの束になって並んでたりするからして、管理人ちみたいな少人数家庭では一束丸ごと使い切るのは至難の業。納豆、味噌汁、刺身に加えて雑炊やら明太子パスタやら豆腐ハンバーグ(<あ、でもこれ作るときはかなりの量使えるな)やら何やらかんやら、思いつく限りの料理作って必死こいて頑張っても、大抵の場合最後の数本はムダにしおらせ、腐らせて捨ててしまう羽目に…。
これが、自他共に認める「もったいないお化け憑きまくり」のオバサンにはどうにも切なく、やるせなくて仕方なかったのだった。
…ところが先日、何気なく読んでいた本に「万能ネギの家庭栽培法」なんてのが載ってたりなんかして。
それすなわち、
1.万能ネギの根本を3センチほど切り落とす
2.切り落とした根本についている根っこも5ミリほど残して同じく切り落とす
3.赤玉土(小粒)と腐葉土を半々に混ぜたものを植木鉢に入れ、使用済割り箸その他の棒を約2センチ間隔でぶっ刺し、穴を開ける
4.その穴に上記のネギを差し込む(<大体ネギの半分ほどが土に埋まるようにすること)
5.その後たっぷり水をやり、日当たりのいい場所に置く
もちろん水の他に肥料も必要だが、こんなの別に家庭用園芸肥料と名のつくモノなら何でもいーんじゃないだろか(ちなみにオバサンはハ○ポネックス原液タイプを説明書どおりに水で薄めてぶっかけてます)。赤玉土や腐葉土だって、最近じゃ100円ショップで売ってるしねー。…なんてこたぁともかく、これぞまさしく「もったいないお化け憑きまくり」オバサンにとっては天からの啓示、早速準備を整えてネギの切れっ端を植えてみたらば、まぁこれが見事に伸びる伸びる。大体15センチ以上に育てば食べられるそーだけど、植えつけからまだ一か月たつかたたないかのうちに早その15センチをはるかに超える勢い。お、こりゃいいわ〜♪ とばかりに管理人、今も日々ネギの世話にいそしんでいるのであります。
しかしながらこのおネギ様方、にょきにょき元気にご成長あそばされるのはまことに結構なのだが、どーも「真っ直ぐ伸びよう」という気概とか意思とかゆーモノがこれっぽっちもないらしく、すぐに太陽の方に向かって茎を曲げちまう。こりゃいかん、と180度鉢の向きを変えても次の日の夕方になれば、今度は逆方向に…の繰り返し。まぁねぇ、元々植物ってなぁ太陽に向かって伸びるもの、そーいやはるか昔の学生時代、「植物の向光性」とか何とか理科だの生物だので習ったっけ。だったら仕方ないってんで、ここしばらくの管理人は、夕方陽が沈むたびにネギの鉢をくるくるくるくる、一日180度ずつ回転させていたんだけんどもね…。
ある日ふと気がつけば、十数本植わってるネギのうち2、3本が他の連中とはまったく違った方向に曲がってる。つまり、「植物の向光性」によるものなら曲がる方向は南(=太陽の通り道方向)であるはずなのに、「そんなの関係ねぇ!」とばかりに東だの西だの、ついには北だのに向かって曲がっちまうヤツらがちらほら出始めたのだ…ってこりゃ一体どーゆーことー!?
「オイお前らちょっと待てっ! 仮にもネギとしてこの世に生を受けたからには、太陽に向かって伸びるのが正しいあり方ってモンだろーがっ! それをあっちゃこっちゃ自分勝手な方向に伸びてくなんて、そんな人道…いや違ったネギ道に反した行いが許されると思ってんのかコラァァァッ!!!」
…なんて、混乱のあまりついついネギに向かって説教たれてしまった管理人、そしてそこへとてとてと通りかかった庭遊び途中の案内人。
「ありゃりゃ…(ため息)。前々から変だ変だとは思ってまちたが、とうとうネギと会話しゅるようになっちゃいまちたか、ウチのママ…。もちかちて認知症の初期症状か、はたまた今度こしょ酒毒とニコチンが飽和状態に達ちて脳細胞がイカレちゃったか…(<相変わらず飼い主に対して言いたい放題ヌカしまくるワン公)」
「こらパピっ! 聞こえてんだよっ! …ったく、お前にはママに対する遠慮ってモンがないのかいっ!? ママの頭はまだまだこれでも正常だよっ…じゃ、なくてねぇ」
そこで飼い犬を叱りつけつつ事情を説明する飼い主。が、全てを聞いた飼い犬はフン、と鼻を鳴らして。
「なーんだ、何かと思えばしょんなことでちたか。…あんねママ、人間しゃんにちろボクたちわんこにちろ、誰もがみんな周囲と同じ行動を取るとは限らないでしょ。『和而不同』、いかにみんなと仲良くちててもいざとなったら独立独歩、自分の信念と判断に従って身の処し方を決めるのはむちろ君子のたちなみでち。別に、植物の向光性なんかに関係なく自分の意思で伸びる方向を決めるネギしゃんがいたって全然おかちくないでしょうに。いちいちしょんな簡単なことで混乱ちだりちないのっ! …やれやれ、あんまり難ちい知識を頭に詰め込みしゅぎるとかえってバカになるってのは本当でちねぇ」
「オイコラワン公っ! お前、言うに事欠いて飼い主をバカ呼ばわりかよっ! いやそれ以前にお前の方が相当難しいことを言いたれてるぞわかっとんのかっ!!!」
しかしそんな飼い主の抗議などどこ吹く風、言うだけ言った後は再びとてとてと庭遊びに戻るワン公、そしてネギと共に残された飼い主(…ひゅるるるる…ち〜ん…<効果音)。
うーむ…。確か植物の生育を左右する要素っちゅーのは「水・光・土の栄養分(肥料)」って小学校で習った気がするんだけどなー。もしかして他に性格ってのも…あり?
そしておまけの業務連絡
えー、このたび管理人へのメールコンテンツ「玉梓」をTOPページ及び案内所から削除致しました。何故かと言うとあまりのスパムメールの多さに管理人が音を上げたためです。今後管理人へのメールは、お手数ですがTOPページ記載のアドレス、その☆マークを@に変えてご送信下さいますようよろしくお願い申し上げます(ついでに、件名の最後には皆様のハンドルネーム、匿名希望の方の場合は「りーみん行」とか何とか管理人の名前を入れていただけると大変助かりますです…<我儘)。
2007.09.19.(水) そして今年もバカ飼い主
9月半ばを過ぎてもいまだ残暑が続く東京地方、ただでさえ暑さに弱い管理人&案内人コンビはすっかりへたばっていたのですが。それでも昨日今日あたりからいくぶんマシになってきたよーなそーでないよーなのはもしかして「あの方」のお誕生日がやってきたからなのかしら…。
そう、本日は年に一度の9月19日! となりゃやはりここは一発、心を込めてっvv
アルベルト様!! お誕生日おめでとうございますぅぅぅ〜っ!!
もしかしたらさすがのアル様も、いつまでたっても衰えない今年の猛暑には多少辟易していらっしゃったのかもな〜。…だけど何しろクールでニヒルな死神様だし、猛暑だろーがカンカン照りだろーが顔色一つ変えず平然と、麻の長袖シャツなどお召しになってギルモア邸のソファに陣取り、読書にいそしんだりなさってるかもしれない。…額に汗かきながら(一言余計<アル様の逆鱗に触れてマシンガンの餌食になっても知らんぞ)。
ところでここ二回ほどイモスープにかまけてご報告が遅れましたが、またまた行ってきました「第五次山梨墓参りツアーオプション犬つきプラン」。例によってつつがなく墓参りを終えた後は実母の強い希望で小淵沢の「風林火山館」に寄り(<山梨出身者の妻だけに「風林火山」と聞くと血が騒ぐらしい)、二日目には長野県の佐久に出て千曲川河畔の釣り人御用達のお店で鮎食って帰ってまいりました。
おかげさまで今年は案内人も、宿泊先でチワワちゃんの仔犬(♂)に押し倒されることも車の外にはみ出していたリードのおかげであわや首吊り寸前になることもサービスエリアの売店のわんわん(これまた♂…<涙)に一目惚れされて追いかけられることもなく、平穏無事に過ごせるはずだったのですが(しかし考えてみりゃウチのワン公、墓参りっつーとロクな目に遭っとらんな<笑<鬼飼い主)…バカな飼い主はまたしても、痛恨の大ボケをやらかしてしまったのです…。すなわち。
ワン公の主食であるドライフードを丸ごと忘れた(おめ、犬飼う資格真剣にねーよっ>自分)。
あっ、いえもちろん他の食料…おやつのササミジャーキーとかビーフジャーキーとかサプリメント飲ませるための半生フード(<これに粉薬を混ぜ込んで食わせる)なんかはしこたま持ってったんですけどね〜(汗)。ついでに言うとそのうちビーフジャーキーは主食にもなるタイプのやつだったんですけどね〜。でもウチのワン公の場合、普段の主食はあくまでもドライフード…うわぁぁぁぁぁっ!! どーしよーどーしよーどーしよーっ!!! …待てよ、確かこのペンションの近く(徒歩圏内)にはわんこと一緒に遊べるテーマパークがあったっけ。わんわんグッズもたくさん売ってるって言うし、もしかしたらドッグフードも…?
かくて管理人、チェックインした三分後にペンションを飛び出しましたさ。しかし件のテーマパークに駆けつけたときはすでにもう午後五時半の営業終了後、ぴったり閉まったシャッターを吹きぬける風が管理人の胸の中にもひゅるるるるる…。
(いや待て落ち着けっ…! たといドライフードがなくても他の食料は充分あるっ。それにあの犬、ただでさえ食が細い上に家以外の場所に泊まるとますます食欲がなくなって、ドライフードになんざ鼻も引っ掛けなくなるし…っ。遅くとも明日の夕方には家に帰って、ドライフードでも何でもしこたま食わせてやれるはずだし…っ!)
ともすれば泣き出してしまいそうな自分を必死になだめつつペンションに戻った管理人、何はともあれあるモンで腹一杯になってもらおうと早速ビーフジャーキーをワン公の鼻先に差し出してみたのですが…。
食わねぇ。
(うわぁぁぁ…もしかしてこれっていつもの「環境の変化」による食欲不振なのかしらそれともアタシがドライフード忘れたことに気づいて怒りと悲しみのあまりハンストなんかおっ始めちゃったのかしらどっちなんだぁぁぁぁぁっ!!)
それから後も、持ってきた食料はもちろんのこと、人間様の夕食に出されたソーセージやらハムやら、ワン公が食べられそうなものは全部取り分けて目の前に並べてやりました。しかしそんな気遣いも全て徒労に終わり、結局その日ワン公が食ってくれたのはサプリメント入り半生フードとササミジャーキー一かけらだけ…。もっともあんなチビならそれでも結構腹一杯になったんでしょうけど…スネに傷持つ飼い主としては、何かにつけてその傷がしくしく痛むわけですよ(<身から出たサビ)。
次の日になっても状況は同じ、まぁそれでもササミジャーキーは食ってくれたし全くの食欲不振ってわけじゃないんだろうケド…それにドライフードよりも食いつきのいいビーフジャーキーまで拒否してるってことは、仮にドライフード持ってきてても食わなかっただろ〜な〜、とも思うケド…それでもやはりしくしくしくしく、時間と共に痛みを増していくスネの傷をだましだまし、ドライブして鮎食ってお土産買って、やっとの思いで帰ってきたぞ東京都っ!!
ええそりゃもう管理人、家に着いたと同時にワン公の食器きれいに洗って拭いて、ドライフードしこたまと新しい水入れてワン公の前に並べ、土下座して謝りました。
「パピごめんっ!! ママのせいでひもじい思いさせてほんとに悪かった! …さ、もうお家に帰ってきたし、ご飯だってたくさんあるから好きなだけお食べ!」
しかし当のワン公の反応ときたらまたしても…。
ほんのわずかな水だけ飲んで、ドライフードには目もくれないどころか「フンッ」と鼻鳴らしてそっぽを向き、そのままドッグベッドで丸まって寝ちゃったってなぁどーゆーことだよぉぉぉ〜っ!! 腹減ってないのかオマエ…(<いろんな意味で滝涙)。
結局ワン公はその次の日もほとんどメシも食わずに眠りこけ、帰宅後二日目になってようやく疲れも取れて空腹を感じるだけの余裕ができたのか、用意してやったドライフードを一粒残さずたいらげてくれて飼い主もほっと胸をなでおろしたのでした。
でもまてよ? …ってこたぁやっぱアレ、自分ち以外の場所でお泊りしたがための、いつもの食欲減退ってかぁ!? だったらあの二日間、スネの傷の痛みに苛まれていた飼い主の立場って一体…(慟哭)。
…ま、何だかんだ言っても所詮悪いのは全て飼い主だったんですけんどもさ。皆様も、ペット連れでご旅行においでの節はどうかお忘れ物にご注意なさって下さいませ〜(って、オマエにだけは言われたくねぇよ>自分)。
あ、そうそう、年に一度の長距離ドライブとて、管理人を悩ませていたもう一つの問題…運転中の睡魔ですが、今年は見事その撃退に成功いたしました!! も、往きも帰りも眠気なんざこれっぽっちもささず、快適かつ安全に450km運転できたもんね〜vv いや〜、これまでは缶コーヒー3本一気飲みとか無茶なことばっかやらかしておりましたが、管理人はついに睡魔撃退の最終兵器を発見したのでございます!!
そこで今回の締めくくりは、久方ぶりの「本日の教訓」など一発。
「眠○打破」はシャブ並に効く(いえもちろん中毒になったりはいたしませんし、含有成分も合法的なものばかりですが…。やっぱカフェインの威力ってぇのは大したモンですねぇ…)。
2007.09.02.(日) それは多分ネ〜ギ〜♪(あとナツメグもちびっと)
先日は日記を途中でぶった切ったばかりか10日以上も間を開けてしまい、大変失礼致しました。ようやっと「イモスープの謎」後編UPです…。
さて前回の「続く」から数年後、一応大人になって料理もそれなりに作るようになった管理人は、件のスープのレシピを徹底的に調べてみたのだった。
当時「ヴィシソワーズ」の材料と言えばジャガイモとタマネギが当たり前、もちろん我が家のイモスープだってそうだったし、それ以外の食材を使ったレシピなんてほとんどなかった。だけどこの組み合わせだとどうしても、外で食べるイモスープとは風味が違ってきちゃうんだよな〜(悩)。だったら自分で工夫してみるのが一番の早道だったんだろうケド、いかに「料理も作るようになった」とはいえまだまだ完全初心者の娘っ子にそんな高度な芸当などできるわけもなく、ひたすらあちこちの料理本やらテキストを調べる以外に頭も回らないまま幾星霜、ようやく「これは!」と思うモノを見つけたとき、管理人はすでに二十代半ばになっていたのだった。
それは某大型書店で見つけた翻訳料理本(確か著者はイギリス人だったと思う)、しかもスープ専門とくりゃぁもちろんヴィシソワーズの作り方もしっかり載ってて、材料はジャガイモと…リーキ(別名ポロネギ)、及び風味付けにナツメグを少々。…ってことは、そっかぁ〜! やっぱ、タマネギ以外の食材を使った作り方もあったんだ〜!!
危うくその場で万歳三唱しそうになった管理人、はやる心を必死に抑えてその本を購入、「おし! 今度の休みには早速イモスープ作りに挑戦じゃいっ」とガッツポーズを決めたまではよかったが、そこでふと気づいた極めて根本的な問題。
ところで、ナツメグはともかく「リーキ」ってなぁ一体何なんだ???
自慢じゃないが当時の管理人はそんなモノを見たこた一度もなかった。掲載されてた写真からして野菜、それも長ネギの一種らしいことは何となく想像がつくけど、すでに小口切りにして鍋で炒めてる途中の写真じゃ原型なんざさっぱりわからん。
こーゆー時はやっぱ「困ったときの親頼み」、早速「おかーさん、『ポロネギ』(<いや、「リーキ」なんて言ったところでウチの実母にゃ鉄板でわからんと思ったからさ)って知ってる?」と訊ねてみれば何と、「ああ、この前TVのお料理番組で見たわねぇ」という答えがっ!! やった、万歳っ! とたちまち小躍りした娘、その後も以下のとおり順調に質問を続けていた…はずなのだが。
「ねぇねぇ、じゃぁそれってどんなの?」
「下○田ネギそっくり。寸詰まりで太かった」
「…近所で売ってるの、見たことある?」
「ない(<ドきっぱり)」
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ねーちょっとおかーさん、一番肝心なトコでそりゃないよ〜(TT)。だが残念ながら、当時は(すでに平成に入っていたとはいえ)まだまだ輸入野菜の種類も数も少なくてさー、アーティチョークやエシャロット、アロエベラみたいなレア物どころかズッキーニだの生のヤングコーンだの香菜だの、今じゃそう珍しくない食材でさえめったにお目にかかれないシロモノだったので仕方ないっちゃ仕方なく…。
かくて今度はリーキ探しにまた数年、一体どこまで続くんだこのイモスープ遍路道…。
しかし一方、リーキっちゅーのがどうもタマネギよりも長ネギに近いと悟った管理人、試しに長ネギ使ったイモスープなんぞもこさえてみたりしたんだけどさ。したら確かにタマネギ使った場合とは風味が違うけど、な〜んか…えらく甘くなっちゃったりしてねー。そりゃ、ネギ類ってなぁ加熱するとほのかな甘みが出るもんだし、お好きな方にはそれこそがたまらないんでしょうケド…。
こりゃやっぱ、一度リーキ使って作ってみるっきゃあるまい。なのに探せども探せどもそんなシャレた野菜を売ってる店なんてどこにもなくて、さすがの管理人もついに諦めかけたそのとき!!
かつてこの日記にも何度か出てきた行きつけのSスーパー、その野菜売り場の棚の真ん真ん中にまぎれもない「あの」リーキ様が鎮座ましましておられたではないか!! う〜ん、さすが店舗がデカくて品揃えも豊富なSスーパーっ、偉いぞぉぉぉっ!!
…ただ、見つけたのが冬の真っ只中でなければもっと嬉しかったんだけどね(慟哭)。いや、いくら管理人でも「ヘタすりゃ明日は東京でも雪かしらん」なんて季節にキンキンに冷えたイモスープはあんまり飲みたくないし(ただし、今際の際だったら考えるけど<オイ)。
まぁ、考えてみりゃネギ類の「旬」て言やぁ冬だしねぇ…所詮、これが家庭料理の限界か…。
幸い(?)その頃にゃレトルトのヴィシソワーズなんかも売り出されてたし、もう身の程知らずの挑戦はやめてレトルトスープ飲も…とか何とか言ってるうちにようやく時代は現代、管理人も甲羅に苔むした立派なオバサンと相成ったわけだが。
かつてのイモスープへの執念もすっかり忘れ果てた今日この頃の今年8月初旬、日本中が猛暑真っ只中のSスーパーで、何と管理人はまたしても「リーキ」に遭遇したのである!!(<バカの執念岩をも通す)
途端蘇る若き日の記憶、瞬時に飛びついたものの値札を確かめれば、げげ…高いっ!! えー、どんくらい高いかっちゅーと、かつて03.12.13.付の日記で激怒したカリフラワー相場とどっこいどっこいかと(いや待てよ可食部の量で考えるともしかしたらアレ以上かも<だから、いーからっ!)。これまではたといめっけても何せ真冬、「縁なき衆生」とばかりに素通りしてたから値札なんて確認したの初めてだったんだけどさ〜、こんな高い野菜伊達や酔狂で買えるモンじゃないよまったく…と一度はそのまま品物を野菜棚に戻した管理人、だがその後通りかかったレトルト食品売り場で某社のヴィシソワーズ160g入り安売りで178円! …を見つけた途端、ぴくりと眉をはねあげたのであった。
というのもこのレトルトスープというヤツァ大抵、内容量表示の単位に「cc」でも「ml」でもない「g」を使ってる、ここがミソ。早い話が、たとい160「g」と書いてあったって、その体積が160「cc」または「ml」である保証なんざどこにもないのだ。ただでさえスープってモンには様々な旨み成分だの調味料だのが溶け込んでるわけだし、ましてポタージュ系ともなりゃぁイモだのカボチャだのニンジンだのをミキサーにかけてどろどろのピューレ状にした上でさらにブイヨンとか牛乳とか生クリームとか混ぜて伸ばした液体だからして、比重から考えても160g=160cc(ml)なんかであるわけがないっ(いや実際、この手のレトルトときたら封開けて器に注いだってスープ皿どころかちんまり小ぶりのマグカップ一杯がせいぜいでよぉぉぉ〜<だから、そーゆーセコイ発言はいーかげんに自粛しろとっっっ)!
だったらもしここでリーキ一1本に4〜500円払ったとしても、他の材料と言えば5個238円のジャガイモ1個だけ、調味料その他に関しては一回の料理で使う分量なんて微々たるモンなんだからせいぜい2〜30円程度、だとしたらっ!
もしこの材料でレトルト4個分以上のイモスープが作れるとしたらやっぱその方が安上がりなんじゃないか…?
その瞬間しっかと腹をくくった管理人、再び野菜売り場に引き返して迷うことなくリーキをゲット! でもって家に帰ると同時に台所に飛び込み、期待と不安におののきながら格闘1時間の末、出来上がったイモスープを目一杯冷やして飲んでみれば、ああ、これぞまごうことなくアタシが求めていたあの味っ!! しかも完成時の重さはしっかりきっぱり700g超!
かくて管理人はおよそ30年の歳月をかけてようやくイモスープの謎を解き、レトルト製品に対しても原価の点では完全勝利を収めたのだが、そうなればなったで人間さらに欲が出る。
だってやっぱりリーキは高いし、どこにでも売ってるという野菜でもないし。少なくとも外見だけは下仁○ネギそっくりなんだから、長ネギで代用できればそれにこしたこたねぇだろーにな〜…長いこと恋焦がれていたイモスープをしこたま飲んで、腹も心も幸福の絶頂にいながらなおも未練たらしくそんなことを考えていた管理人の頭に不意に新たなヒラメキがっ。
(そーいえば、最初にリーキを刻んでたとき…)
いかに外見が○仁田ネギに似てようがやっぱ西洋ネギ、リーキには日本ネギみたいな中心部の柔らかい芯がほとんどナイ。つまり、白髪ネギに使う外側の皮の部分が中心までぎっちり重なってるみたいな構造で、おまけにその皮も日本ネギに比べるとはるかに分厚いから、断面図はほとんどバームクーヘンそのものなんよ。黄色いケーキの部分が白、そして茶色に焼き色のついた部分が緑…てーことはもしかして、日本の長ネギの葉っぱの部分と白い根っこの部分がサンドイッチ状態になってるよーなもの? おお、ならばかつて長ネギで失敗した原因はそのものズバリ、長ネギの白い部分しか使わなかったからではなかろーか(だって長ネギの葉っぱの部分つーたら中華スープの風味付けとかチャーハンの彩りとかネギナムル以外の使い道ないしっ、ぶった切って捨てられちゃう確率の方がかなり高いと思うしっ!)。
そこで数日後、今度はリーキ1本を長ネギ2本、葉っぱ部分コミで代用してみたらこれまたかなり本格的な味に(万歳三唱っ)!
よろしければ皆様も是非トライしてみて下さいませ。作り方は一般的な料理本に載ってるヴィシソワーズそのままでOK、ただし材料のタマネギはジャガイモ1個につき長ネギ2本の小口切り(<ネギの嫌いな方やお子様がおいでの場合は、まずイモ1個につきネギ1本で様子を見たほうが無難かもしれません。ただし、ネギは必ず葉っぱの部分も使って下さい)に置き換え、風味づけにナツメグ少々を加えること。これだけでレストランやレトルトスープの味に―いやそりゃ100%そのものズバリとは申しませんが、80〜95%は確実に近づけること間違いなしです(握り拳っ)!!
2007.08.20.(月) お誕生日とイモスープの謎
うおおぉぉぉ〜っ! あっちぃぃぃ〜っ!!! …と絶叫するのはこの時期恒例だけんども、それにしても今年の暑さはどーなってんのぉ? 何しろ先週、え〜と、16日だったっけ? には74年ぶりに日本の最高気温記録を更新しちゃっりするんだもん、尋常じゃねぇよな〜。
けれどさすがに今日ばっかりは、ンなこと言っちゃぁいられないっ!! さー、大きく息を吸い込んでぇぇぇっ!
ピュンマ様ぁぁぁっ! お誕生日おめでとうございますぅぅぅっ!!
そのしなやかな褐色の肢体で広大な海原を自由自在に泳ぎ回る我らが「水の覇者」、ああもう、そのお姿を想像しただけでこのクソ暑さすらどっかに行ってしまうてなモンでございます。
ちなみに管理人、昨夜はS様方の「ピュン誕チャット」で大いに盛り上がり、カウントダウンなどもしっかりやって参りました。ご一緒して下さいましたS様、H様、本当にありがとうございました。楽しかったです〜vvv
…と、毎度恒例の絶叫&私用連絡もつつがなく終わったところで本題に。
やっぱこーゆー暑い日が続くと、毎日の献立にも冷たいお料理の出番が多くなるよね。冷奴とかサラダとか冷しゃぶとかおそうめんとか。でもその中で管理人が何より好きなのはヴィシソワーズvv ま、よーするにジャガイモとネギの冷たいスープだわな。
初めて食べた(飲んだ?)のは確か小学校低学年の頃、家族旅行で泊まったホテルのレストラン…だったと思う。年端も行かんガキんちょともなればレストランでのお食事なんぞも滅多にありつけない贅沢、しかも初めて口にしたそのスープがまぁ美味しかったの何のって。以来、管理人にとってこのイモ&ネギの冷たいスープは大好物中の大好物、最後の晩餐に食べたい料理第一位! と言っても過言ではないくらいのお気に入りとなったわけだが。
はっきし言って管理人が小学校低学年だった頃と言えば今を去ることン十年前、そんな時代にそんなハイカラなスープなどそう簡単に飲めるもんじゃない(確か「ヴィシソワーズ」って単語自体も、ほとんど誰も知らなかったと思う)。が、運のいいことにそれからすぐ、実母がどこからかその作り方を仕入れてきて。
「な〜んだ、『ビシナントカ』なんて洒落たところで、要はおイモとネギのスープじゃないの。だったらお母さんにだって作れるわっ」
高らかな宣言と共に大きく胸を叩いたと思うや、早速作ってくれちゃったのにはびっくり仰天したが、いざ味わってみればこれもまた滅茶苦茶美味しいっ!!! …てんでガキんちょ大喜び、その日以来何かというと「おイモのスープ作って〜」とねだりまくってガブ飲み状態、そのものズバリ「至上の幸福」を存分に味わっていたのだった。
しかしそれからン年後。
そろそろ十代も後半に入る頃、たまたま入ったレストランのメニューにしっかり載ってたイモスープ、じゃなくてヴィシソワーズ。もちろん、管理人が頼まないわけがない。…で、久方ぶりにプロの味を堪能しようと張り切って最初の一匙を口に運んでみれば。
「…あれ?」
どーも、いつもウチで作ってもらうヤツとは風味が違う。…でもって、美味しい!! あ、いえ別に実母お手製のスープが美味しくなかったとか言うわけじゃ決してないんだけど、美味しさの方向性がちょいとばかし違ってるとゆーか何とゆーか。加えて、遠い記憶を呼び起こしてみれば、初めて口にしたときのあの味も、どっちかっつーとこっちに近いよーな…。
とゆーことは何か? 我が家の自家製イモスープ(<いつまでも「ヴィシソワーズ」なんて気取ってられっか)ってば、今ここで飲んでるレストランのそれとはビミョーに別物ってこと!?
もちろんンなこた実母にゃ言えん。大体プロの味を家庭で再現するなんざそう簡単にできるわけない至難の業、ちょいとばかり方向を間違ったからって、手間隙かけて作ってもらってるガキの身でどんな文句が言えるというのか(それに実母のイモスープが滅茶苦茶美味しかったことには変わりないし)。
しかし一方、この「味」の違いは何なんだろう…という疑問をしっかと脳ミソに焼き付けた管理人、いつか自分で自由に料理を作れるようになったら必ずこの謎を解明してみせる!! と心密かに誓ったのだった。
…で、すみませんっ! 今日はこれで時間切れ〜。これ以上書いてるとUPが間に合わなくなりそうなので、この先は明日以降に続きます…(って、こりゃSSかいっ>自分)。
2007.08.17.(金) 風立ちぬ…?
先の参院選では政府与党がめでたく惨敗、過半数割れして下さりやがったおかげで、最近不気味に進行していたこの国の右傾化にもちょっぴり歯止めがかかったかな〜♪ なんてほっと胸をなでおろしている今日この頃。
もっともまだまだ油断は禁物、参院第一党になった民○党も本を正せば○民党から枝分かれした立派な右政党だし、今後年金問題やら政治資金問題やらが落ち着いてきたりしたら(<ま、現状が現状だけにそー簡単にはいかんだろーが)その後一体どーなるかわからんケド。
何はともあれ、これまで国民を完全無視して勝手放題やらかしてきた現政権に強烈な逆風が吹いたことだけは確かなんだから、今は素直にこの事実を歓迎すればそれでいいのかもしれない。
ところで最近、政界以外の場所でも何となく、これまでとは違った風が吹き始めたよーに感じているのは管理人だけだろうか。
いえね、今年の夏ってば、な〜んか例年に比べて「戦争ドラマ」が多いよーな気がしてさー。しかもドラマだけじゃなくて、例えばバラエティなんか観てても、時折思いがけないところで出演者やゲストが戦争に反対する意見を述べてるよーな、そうでないよーな。
もっともこんなの、管理人個人の単なる印象だって言われちゃえばそれまでなんだけどね。
思い起こせば管理人がまだ子供だった頃から、「何だかんだ言ったってこの時期だけじゃん」とか「いや、年に一度でもやらんよりマシ」とか賛否両論ありつつも、毎年八月の「敗戦記念日」を中心にした一ヶ月間はあちらこちらのTVで「戦争特集」が組まれ、戦時中の様々な出来事を描くことによって平和の尊さを訴える、所謂「反戦ドラマ」も多数放映されるのがこの国の年中行事だった。
なのに憲法遵守や近隣諸国との関係維持より、己の信念と米国追随を重要視していた前首相が政権を担っていた数年間、どーもその数が少なくなっていたような…。もっとも全然なかったわけじゃないし、視聴者全てに戦争の恐ろしさ、そして愚かさを骨の髄まで思い知らせるような名作だってちゃんとあった。しかし反戦ドラマというジャンル全体を考えた場合、どーもかつての勢いを失いつつあるなぁ…てな印象を、管理人は拭うことができなかったのである。
そのくせ、映画業界では「元気な戦争映画」ちゅーやつが結構(そこそこ?)ヒットしてたなんて話もあるそうな。戦争映画に「元気」もへったくれもあるかよてぇのが管理人の本音だが、何でもそれは「戦時下という、非常にドラマチックだった時代」に生きた人々の姿を涙と感動で描いた大作、てな意味合いなんだってさ。うーん、そりゃまぁ確かにあの十数年間といえば、戦地に送られた兵士たちばかりかあとに残った一般市民―老人だの女性だの子供だの―をも含めた国民全てが「死」と隣り合わせの日々を送ってた時代だからして、ドラマチックでなかったわけがない。制作者にとってはさぞおいしい題材だろうってこたぁよくわかるよ、うんうん。だけどあんまりそのドラマ性ってヤツばっか前面に押し出されてもねェ…ましてこの手の作品であまりに過剰な「涙と感動」を観客に与えようと頑張りすぎちゃって一歩間違えたら最後、簡単に「戦争賛美映画」になりかねんし、かなり難しいと思うんだけどなー。
やっぱ、どんなにドラマチックだろうが何だろうが、戦争ってモンの実態は屍と血と泥、まともな神経持った人間には正視することさえできないスプラッタなんじゃないのかね。
ま、この件に関しちゃアタシ、実際どの映画のこと指してんのかさっぱりわからんし、観てもないからただ単にその言葉についての感想を述べる以外何もできんのだけんどもさ。
その点、この夏のTVドラマはそう悪くなかったんじゃないのかな。軍部の命令で餓死させられた上野動物園の象さんとか、戦争反対を主張したがために警察で暴行を受ける父親と近所からの嫌がらせを受けるその子供とか、玉砕命令を受けたのに生き残ってしまい、「それじゃ示しがつかん」ってただそれだけの理由で再度敵軍に突撃させられ、結局全滅した兵隊さんたちとか、戦時中の狂気及び理不尽さってヤツを結構赤裸々に描写してたしねー。実際に戦争を体験した漫画家さんたちの作品を原作にしたものが複数あったってぇのも影響してるのかもしれない。やはり、体験者自身の著作つーのは説得力が違いますよ、説得力が。
だけどこの手のドラマを制作しようと思ったら最低二、三ヶ月はかかるはずだからして、別に参院選にて吹き荒れたあの「逆風」にあおられて、慌てて作ったわけでもあるまいに(<それじゃ鉄板で夏の放映には間に合わない)。とすると…やっぱ、アレかしら。
昨年九月に華々しく登場した現首相がいの一番に取り組んだ仕事といえば、前首相の「信念」の暴走のおかげでかなりヤバイ状況に陥っていた近隣諸国との関係改善だった。…で、どうにかこうにか無事成功、おかげでほっと胸をなでおろし、「今度の首相なら大丈夫」と安心した国民もさぞ多かったことだろう。
ところがどっこい、いざフタを開けてみればこれがとんでもないシロモノで。
数の論理にモノを言わせて強行採決やり放題、ろくすっぽ審議もしないで教育基本法は改「正」しちまうわ、防衛庁は省に昇格させちまうわ、挙句の果てにゃ憲法まで好き勝手に変えちまおうてな下心ミエミエの国民投票法案(<またこれがえらいこと権力者に都合よくできてるし)まで成立させちゃうわ…ま、見事に化けの皮がはがれてきたってわけね。
それでも、例の年金問題とか事務所費問題とか閣僚の暴言・失言問題が万が一表沙汰になってなかったら、一般庶民はまだまだだまくらかされたままだったかもしれないけど。
もしかしてTV業界の人たちってば、そうなる前からかなりの危機感を抱いてたのかもな〜。何てったって現政権ときたら「表現の自由」とか「報道の自由」ってヤツがえらくお気に召さないらしく、「マスコミの過剰取材抑止」とかいう名目で規制強化にばっか躍起になってるし。おまけに今年の教科書検定じゃ、文科省が「沖縄戦での集団自決への軍の関与」を否定する検定意見出しくさりやがって、教科書の記述無理矢理変えさせちゃったりするんだもん(<こりゃ沖縄の県議会や各市議会が抗議するの当たり前だよ)。このままいったらそれこそ時代が戦時中に逆戻りしちまうかも、おし、だったらあの時代がどれほど愚かで悲惨なモンだったか、人々に思い出させるようなドラマ作ったろーじゃんか、なぁ!! …みたいに各局内の担当者さんたちで盛り上がり、競って反戦ドラマを制作した―なんて考えるのはあまりに脳天気すぎるかしらん(でも実際は「父親たちの○条旗」とか「硫○島からの手紙」がヒットしたから二匹目のドジョウを当て込んだだけだったりして<笑<つくづく根性がねじくれた年寄り)。
ところで今年は戦没者追悼式での衆参両院議長の挨拶にもびっくりしましたわん。二人揃ってこの国の加害責任をはっきりきっぱり述べたばかりか、河野洋平衆議院議長にいたっては「私たち日本国民が、62年前のあまりに大きな犠牲を前にして誓ったのは『決して過ちを繰り返さない』ということでありました。そのために、私たちは…(中略)…『日本国憲法』に象徴される新しいレジームを選択して今日まで歩んで参りました」とまで言い切っちゃったもんな〜。管理人の記憶に間違いがなければ確かこの方、○民党の実力者じゃなかったっけ? なのにコレ、どう考えても「日本国憲法を選んだのは私たち=日本国民」だって主張して…憲法改正派の「日本国憲法はアメリカからの押しつけ」説に真っ向から反論…してるよね?
多分政治家さんたちの間にもいろいろあるんだろうケド、それにしても改憲を党是にしてるとばっか思ってた自○党の中にもこーゆーことを堂々と発言する人(しかも実力者!)がいるとわかって管理人はヒジョーに心強いのだが…。
願わくばようやく吹き起こったこれらの「風」が、ただの気のせいや個人的印象に過ぎなかったなんてことにならぬよう、ただただ神仏にお祈りするばかりである。
※文中の衆議院議長の挨拶(「」内)は07.08.15.付東京新聞夕刊の記事より引用致しました。
2007.08.02.(木) いよいよ今年も夏本番! …そして管理人の憂鬱
またまた日記の間が空いてしまいまして申し訳ありません。実は今日のネタ、梅雨が明けたらUPしようと思ってずっと待ってたんだけど、困ったことに今年の関東地方ってばいつまでたっても梅雨が明けず…(<例によって責任転嫁<サイテーだよコイツ)って、そんなことはどーでもいーんだけど(<コラ!)。
さて、このサイト内の案内人はというと、いつも管理人(雇用主)にコキ使われ、飼い主のバカな所業の後始末にてんてこ舞いさせられてる上に24時間労働の365日休みなし、もちろん三六(サブロク)協定や労働組合なんかもあるわきゃない(あったらあったで管理人が困る<大笑)という、ヒッジョーに立場の弱い可哀想な労働者、いや労働犬に見えるんだろーけど、現実世界においては完全に立場が逆、コイツは我が家の絶対君主、すなわち「帝王」として人間どもの上に君臨しているのだった。
その「帝王」ぶりがどんなモンかってぇと、まず我が家では年間を通して各部屋のドアや襖をぴったり閉めることは絶対禁止。何故かといえばもちろん「お犬様の出入りのため」である。しかも気分次第で自由に家中を歩き回るのはお犬様だけに許された特権、人間が部屋を出て行く際には必ずお犬様に一言お断り申し上げなければならない。万が一無断でこっそり部屋を抜け出したりしたらあーた、ものすごい剣幕で吼えまくられ、全速力で追っかけ回されるんだからたまったモンじゃないのよホント…。てなわけで現実世界の管理人ときたら、買い物その他で外出するときは言うまでもなく、食後の後片づけしに台所へ行くとかちょっと新聞取りに玄関ポストに行くとか、そればかりかお風呂に入ったりトイレに行ったりその他モロモロ「人として当然の日常動作」をする場合でも必ずお犬様に行く先を申し上げて席を立つという、かなり情ない生活を余儀なくされててねぇ…(とほほ<涙)。
ついでにこの「帝王」におかれましては室内飼いのわんこにゃんこの常として、家の中の涼しい場所、暖かい場所については飼い主よりよっぽど熟知しておられる。でもって夏、冬それぞれに「お気に入りの場所」を定め、ちょっとヒマができると必ずそこでひっくり返って、それはそれは気持ちよさそうにお昼寝なんかなさりやがるわけ。もちろん「帝王」の「お気に入り」ともなればそこは「ご家庭内聖地」、人間どもが勝手に座り込んだり寝そべったりなど言語道断、厳禁であるのは言うまでもない。
ちなみにその「聖地」が具体的にはどーゆー場所かっつーと、今みたいな暑い時期ならば床がフローリングで広々してて自然の風通しがいいトコですかね。ついでに人間の部屋の真ん前で、出入り口からエアコンの冷気がそこはかとなく漂ってきたりしたらもう言うことなしだと思われる(ちなみに冬の条件は正反対。床がカーペットでちょっぴりせせこましくて、窓越しの陽射しがたっぷりあたる場所<贅沢)。もっともそんな条件のいい場所なんて家中探してもそうあるモンじゃなし、夏冬それぞれ一箇所か二箇所見つけるのがせいぜい…とくればつまりっ!!
畏れ多くも我が「帝王」にあられましては一度「聖地」を見つけると夏(冬)の間中、ほとんど毎日そこでお昼寝あそばすことになるわけで…困ったことにこれがまた、冬はともかく夏ともなると飼い主にとってはかなり迷惑な事態なのだった。だって…。
だってこの「夏の聖地」ってば、よりにもよってトイレのドアの真ん前なんだも〜んっっっ!!!(慟哭)
…そりゃ確かにこの場所、「聖地」としての条件は充分すぎるくらい満たしてるんだけどね。別に管理人ちに限らず、トイレつーたらふつー廊下に面しているものだし、廊下ってのは大抵の場合フローリングになってるはずだしある程度の空間は確保してあるし。さらに管理人ちの特殊事情として、トイレのドアの斜め上方に明り取り兼換気のための小さな窓があったりするから天然の風通しは抜群だしっ。おまけにウチのトイレってばね〜、よりにもよってアタシの部屋の真ん前なのよ〜ぉぉぉぉぉっ!! ええ、そーですともっ。管理人の部屋だって我が家の鉄の掟に従って年がら年中ドアは細めに開けっ放し、エアコンの適度に冷えた冷気がそりゃもういい感じにダダ漏れておりましてね〜(ぐすぐす<涙)。
…アタシだって、もし自分が犬だったら迷うことなくこの場所を「お昼寝ポイント」に選ぶこと間違いなしなんだけんどもさ。
ただでさえトイレに行くたび「お犬様」にお伺いたてなきゃならんってーのに当のトイレの真ん前でひっくり返って熟睡されてたひにゃオマエ、一体アタシにどーしろって言うの…(<と、そこでよよと泣き伏す飼い主)。
かくて毎年、本格的な夏の到来と共に、管理人宅では飼い主Vs飼い犬の、世にも情けないトイレ争奪戦の火蓋も切って落とされるのであった…(ため息)。
ところで台風5号の進路はその後どうなったんでしょうか。ニュースによるとこのあと8/2深夜から8/3明け方にかけて九州・四国・中国地方にかなり接近あるいは上陸する恐れがあるそうです。該当地域にお住まいの皆様、いえそれ以外の方々もどうかくれぐれもお気をつけ下さいませ…。