2004.12.31.(金) 雪の大晦日
「はぁ…今年はウチのオバサンがお掃除を早めに終わらせてくれたおかげで助かったでち。あと残っているのはおフロの掃除とお洗濯だけだって言ってたし。いくらあのヒトでも、まさかおフロ…湯船の掃除やお洗濯に掃除機は使わないでちよね…。おや、雪が降ってきたでち。『雪の大晦日』、風流でちねぇ…(<今年は掃除機に追っかけ回されることもなく、のんびり炬燵で茶をすする案内人)」
「おやパピ、お茶飲んでたのかい? ちょうどよかった、ママにもちょうだい」
「はいでち。…あれ?(<飼い主に茶を入れてやりながらふと何かを見つけた案内人)ねぇママ、これ、お年賀状のあまりでちか?」
「そうだよ。来年の干支は酉だからね。戌年はさらにその次だからもう少し待ってるよーに」
「ううん、しょんなことじゃなくてねぇ…。ママ、今年は絵入りの年賀葉書買ったの? いつもは自分でイラスト描いて自分で印刷ちてるのに」
途端、表情が変わった管理人。案内人、何かマズイことを言ったかと瞬時のうちに逃走準備っ!
「…一応、それも自分で描いて自分で印刷したんだよ。だけどだけどっ!! 今年買い換えたプリンタがあまりに高性能すぎてなっ! 印刷が超綺麗にできたのはありがたいが、おかげでとても自家製印刷には見えなくなっちまったんでぃっ!!」
あまりに自分勝手な管理人の怒りに、案内人呆然。
「ママ…新ちいプリンタが高性能すぎて怒る人なんて、多分他にはいませんでちよ…(涙)。大体、精神年齢小学生並の人間がいっちょ前にオバサンぶってこんな常識的なイラスト描くからお手製印刷に見えなくなっちゃったんでち。どーせ参考資料丸写ししただけのくせに。ひと目でお手製印刷ってわかるようにしたけりゃ、いっそジョーくんやフランちゃんのイラストでお年賀状作りゃよかったんじゃありまちぇんか?」
「ちょっと待てパピ! オンとオフとは違うんだよっ!! いくらアタシでもいい年こいて学生時代の恩師や会社員時代の上司にジョーくんとフランちゃんの年賀状なんて出せるかぁぁぁっ!!! そりゃ、できることならそうしたいけど…したいけどしたいけどしたいけどっ!!!」
いつしか涙ぐんで絶叫する飼い主に、肩をすくめてため息をつく案内人。
(やれやれ…。いつもはあのオバサン面さらして、平気で「009」のCDだのDVDだの買ってくるくせに…全くこのヒト、変なところで小市民なんだから)
かくて、どうせ来年もまたこの小市民の世話におわれるであろうことを予測し、再度の大きなため息とともにしみじみと茶をすする案内人であった…。
…と、管理人宅の大晦日はこんな感じで過ぎていきましたが、皆様はどのように過ごされましたでしょうか。
今年もたくさんの方に遊びに来て頂き、管理人&案内人、感謝の言葉もございません。そしてオフ会、チャット等でお世話になりました皆様方、本当にどうもありがとうございました。
来年も皆様にお楽しみ頂けますよう、人も犬も精一杯頑張りますので、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
どうぞよいお年をお迎えくださいませ…。
2004.12.30.(木) 私たちにできること
すみません。前回に引き続きまたまたわんこネタ行かせて頂きます。多分前回ほど痛い内容ではないはずですが、文章はそれ以上に長い(<オイ)! しかも現在わんこ(あるいはにゃんこ)と一緒に暮らしている皆様方の中には、もしかして「てめぇにそんなこと言われたかねーよ」「そんなわかりきったことを今さら偉そうにヌカすんじゃねぇ」などとご不快に思われる方もいらっしゃるかもしれません。なのでやっぱり今回も、ご覧下さる皆様方におかれましてはそれなりに覚悟を決めた上、万が一不愉快に感じられた場合には即座にブラウザを閉じて下さいますようお願い申し上げます。
先の日記ではペットショップの経営姿勢をかなり好意的に考えてみましたし、それより何よりウチの案内人そのものがペットショップからやってきた子犬だったりするのですけれど。
それでもやはり管理人は、ペットショップでの子犬・子猫の展示販売には反対です。
その一番の理由は前回申し上げた「中々家族が見つからない子」の問題ですが、仮に全てのペットショップが最後まで責任持ってお店の子の家族を見つけているにしても、生後間もない子犬や子猫を母親や仲間から引き離し、ひとりぽっちでケージに閉じ込め衆目にさらすなんて、小さな生命にとってどれだけのストレスになるかわかりません。
しかも悪質な業者の場合、その展示されている状況も劣悪で、お店にいる間に病気になってしまう子さえいるというのです。しかもそのまま平気で新しい家族に引き渡す。それに気づいた飼い主さんが抗議の電話をしたら「それじゃすぐお取替えしますから」という返事が返ってくることさえあるそうです。
もちろん、全てのペットショップがそんな悪質業者だとは言いません(と言うより信じたくありません)が、現在の展示販売を容認することもまた、管理人にはできません。
子犬や子猫、その他の動物たちは決して「モノ」ではなく、私たちと同じ、喜びも悲しみも痛みも感じる心を持った生命なのですから。
管理人が子供の頃、犬や猫を飼うときにはご近所で生まれた子をもらってくるのが当たり前でした。案内人の前にいたインコも、その前にいたわんこもみんな、ご近所から頂いてきた子たちです。それは管理人に限ったことではないみたいで、会社員時代の同期のN君(<子供の頃、にゃんこ飼ってた人)なんぞは「猫ぉ〜? そんなん、飼いたきゃ近所から盗んでくるモンだろうによ」と言いたれやがりました(爆)。何でも彼が住んでいたご町内には超猫好きのおうちがあって、いつも周辺の野良ちゃんたちにゴハンをふるまっていたとか。なのでそちらの前の空き地には常時数十匹のお猫ちゃんたちがたむろしている。で、「猫を飼いたい!」と思い立った子供たち(あるいは大人たち)はみんなその空き地で好きな猫を捕まえ、自分の家に迎え入れていたとか何とか。
これぞ究極の動物流通システム! …つーか半分犯罪のような気がしなくもないんですけど(笑)、ほんの二、三十年前まではこんなふうに、「飼いたければ捨て猫・野良犬を飼う」というのも結構一般的だったような気がします(でもって飼うのは必ず「雑種」ね。これ、庶民の常識)。
もちろん、当時ウチにいたわんこも雑種でした(ミックスなんて洒落た言い方しなくても、雑種は雑種で充分だと思います。呼び名なんてどうでも、彼らがすごく可愛らしくてお利口で丈夫で、そして心優しい犬猫であることには何の変わりもないんですもの)。ちょっと吠えグセがあったものの、優しくて賢いよい子でした。若い頃フィラリアを患ったにもかかわらず、十四年の天寿を立派に生き抜いた彼は本当に頑張り屋だったと思います。
そんな彼が逝って十数年、そのあとにやってきたインコも旅立って数年。彼らとともに暮らしている間、それなりに多少の動物事情を耳にしていた管理人は「もしこの先また犬や猫を飼うことがあったなら、必ず保健所の里親募集コーナーからもらってこよう」と決心しておりました。
そんな管理人がよりにもよって純血種のパピヨン、それも血統書までついているお犬様と暮らすようになった理由といえばただ一つ。
父が脳梗塞で倒れ、要介護5の完全な「寝たきり老人」になってしまっていたからです。
元々「また犬を飼いたい」と言い出したのは母でした。病気の後遺症で一言も喋れなくなってしまった夫、そして不況によるリストラ、人員減少のあおりを喰らって毎日夜八時、九時にならなきゃ帰ってこない娘。その間たった一人で話し相手もなく過ごすのは淋しくて仕方がないというのです。
当初、管理人は猛反対しました。父の介護をしながら犬を飼う、そんなの母一人では到底無理だと思ったからです。当時の管理人は仕事を辞める気など毛頭ありませんでしたから、手伝いも休みの日しかできません。
それでも頑固な母に、「そこまで言うんなら…」と譲歩も致しました。「だったら、保健所から引き取ったら?」と自分の意見を述べてもみました。ですが「雑種は確かに可愛いけど、成犬になってどれだけの大きさになるかわからない。いくら私でもあんまり大きな犬を一人で面倒見られることないくらいはわかってる!」と言い返されて沈黙。結果、成犬になってからの大きさもある程度想像のつく純血種(そのあとすったもんだの挙句超小型犬のパピヨンに決定!)をペットショップから購入することに同意せざるを得なくなって…(ああ、当時の管理人はそれほどまでに無知だったんです!)。
…で。あれよあれよという間に案内人がやってきて、気がつけば管理人は仕事を辞め、介護&犬の世話に明け暮れる日々を過ごすようになりました。でもって、暇さえあれば犬の情報を集めまくり…そしてどんなにショックを受けたかは前回書いたとおりです。
ただウチの案内人に関する限り、初めて問い合わせた時にはパピヨンの子犬がお店にいなかったため「予約」という形になり、引き取り可能との連絡が入ったと同時に速攻で連れて帰りました。一度も店頭のケージに入ることなく我が家の子供になった案内人は本当に幸運なわんこだったと思います。
ですが、そんな案内人でさえも。
前にも述べましたが、彼は生後わずか一ヵ月半で母犬から離され、全く見ず知らずの人間たちの中に放り込まれました(案内人を世話して下さったペットショップの皆さんは本当にいい方たちばかりですが、このときばかりは管理人、マジでかなり険悪な雰囲気になるまで言い合いました。「一ヵ月半なんていくら何でも…せめて二ヶ月、いえ、三ヶ月たってる子でなきゃ育てる自信ありません!」「大丈夫です!!!」の繰り返し。で、結局負けちゃったりして<根性なし)。なので犬としての社会性が身につく一番大切な時期―生後二ヶ月から三ヶ月―に他のわんことほとんど接触なく過ごす羽目になり、いまだにわんこ仲間に対してはちょっぴり怖がり屋の神経質な子に育ってしまったのもすでに述べたとおりです。
そればかりではありません。
案内人の初めての予防注射の日、獣医さんが健康診断もして下さったのですが…。
結果、案内人には以下のような「遺伝的」欠陥がいくつか見つかってしまったのです。
その一:「受け口で出っ歯」。乳歯の頃は気がつきませんでしたが、永久歯に生えかわってみたら右下の牙(犬歯)がわずかに口の外にはみ出していることが判明。
その二:「ごく軽度のアトピー」。特に口の周りの皮膚が弱いらしく、何かにつけて前脚でぽりぽりぽりぽりかきむしります。ついでに脇腹の皮膚も乾燥しやすいらしく、ヘタに触ると悲鳴を上げて飛びのいたり、おびえて逃げたりします。それでもまだ軽症のようで、あまりに症状が酷い子だと床に体をこすりつけまくり、狂ったようにかゆがるそうです。
その三:「不整脈」。獣医さんに診察される動物たちは大抵かなり緊張しているので不整脈が出るのは別に珍しいことではないそうです。ですが案内人はどうやらそのレベルを超えているらしく…若いうちは大丈夫だろうけれど年を取って体力が衰えてきたら心臓の病気が出る可能性大、と言われてしまいました。なので案内人、以来心臓機能を強化する栄養補助食品を毎日食べています。
これらはどれも「病気」というほどではありません。事実案内人は今も元気一杯で家の中を走り回っておりますので皆様どうかご安心を。
だけど、それでも。
「この子は多分ドッグショーに出しても規格外扱いされるでしょうし、その遺伝子も残さない方がいいと思います。ですから繁殖もさせないように」
…これが、獣医さんの出した結論でした。
管理人はドッグショーや繁殖などにはまるっきし興味がありませんでしたので、最初にそれを聞いた時には「へー、ほー、ふ〜ん」状態でした。ですが落ち着いてよく考えてみれば、たかが受け口や出っ歯、アトピー(それもごく軽度!)、不整脈(実は管理人も不整脈持ち)程度で「規格外」扱いされ、遺伝子すらも「残すな」と言われてしまった案内人が何とも不憫に思えてきて、気分が暗くなってしまったことを覚えております。
もちろん獣医さんはそのあとで「ペットとして可愛がる分には何の問題もないんですよ」と力説して下さいました。そして「ペットショップからきた子には珍しいことではないんですから、心配しないで下さい」とも。そして管理人が「心配なんて致しません。出っ歯だろうがアトピーだろうが、私はこの子で…いえ、この子がいいんです。この子と一緒に暮らしたいんです」とお答えしたとき、奥様(<病院で助手をなさっています)ともども心底ほっとしたような、本当に嬉しそうなお顔を見せて下さいました(<…ということはもしかしたら、飼い主さんの中には愛犬(猫)のそんな症状を嫌がり、飼うのをやめようとする人もいるのかもしれない、などとうがったことまで考えた管理人)。
なおこれも例のネットサーフィンで拾った情報ですが、犬や猫の純血種の繁殖は大変難しく、かなりの知識が必要不可欠だそうです。はっきし言って、ずぶのシロートが軽い気持ちでやってみるなどとんでもないことらしいのです。
ですが純血種に限らず、普通のおうちで飼っているペットに子供を産ませるには、かなりの覚悟が必要なのではないでしょうか。
可愛い大切な「家族」の子供が欲しくなるのは飼い主さんとしてはある意味当然かもしれません。
でも…。
犬や猫は人間と違い、一回の出産で複数の子供を産むのが当たり前です。中には十数匹の子供を産む「肝っ玉母さん」も珍しくはありません。そうやって産まれてきた可愛い子供たち全てに、責任を持って新しい家族を見つけてやることができますか?「もし無理だったらペットショップに任せればいーや」、それはあまりに安易な考え方ではないでしょうか。もしそうやってお店に任せた子に新しい飼い主さんが見つからなかったら…? もしもお店に渡すというのならそこまで考え、万が一の場合にも誠実に対処してくれるお店を探してやるのが、飼い主としての義務だと思います。
そしてまた、産まれてきた子の中に案内人のような…いえ、もっと重い欠陥や遺伝的病気を持った子がいたらどうしますか? どんなに苦労しても最後までご自身で世話をなさいますか? それとも…「産まれぞこない」として処分なさいますか?
管理人は、決しておうちでの繁殖を非難しているわけではございません。ただ、初めて犬や猫、その他の動物を飼うとき同様「何があっても最後まで責任を持って面倒を見る」覚悟を決めた上で決心してほしいのです。軽い気持ちで動物を飼って子供を産ませ、何かあったら「飼いきれない」とすぐに捨てる、処分するなどということだけは絶対にしないで頂きたいのです。
ペットショップについても同じく、管理人はその存在を否定するつもりはありません。むしろ良心的お店であれば、動物たちの飼育に必要な物を購入するだけでなく、飼い主さんの悩みにアドバイスしてくれる頼もしき相談所ともなるべきところだと思っております。ですが動物―生命を単なる金儲けの道具としてしかみなさず、売り物にならないと見るや小さな生命を簡単に見捨ててしまうような悪徳業者の存在は許せません。もちろんそれは、単なる気まぐれで動物を飼い、ちょっと何かあると「飼いきれない」と捨ててしまう、あるいは保健所へと持ち込む無責任な飼い主についても同じことです。
そんな連中を淘汰するためなら、最近言われている「ペットショップやブリーダーを届出制から許可制に、飼い主も免許制に」という案が実行されても構わないと管理人は考えております。「可愛い家族と暮らすためなら免許でも何でも取ったろうじゃないかいっ!」…それくらいの心構えがなければ動物を飼う資格はないとも思います。
無責任な人間たちのもとに生まれた、あるいはやってきたばかりにまるでゴミのように捨てられ、あるいは「不用品」のごとくその命を奪われる犬猫は年間454,118頭(「地球生物会議ALIVE」他二団体の平成14年度分調査結果による)にも及んでおります。その他の動物を含めれば、その数はさらに大きなものとなるでしょう。そんな悲しい、小さな生命を一匹でも減らすためにはやはり、動物を扱う業者、そして何よりも飼い主さん全員が「命を扱う者、そして命と暮らす者」としての責任をしっかりと自覚するしかないと思います。今あなたのそばであなたを見つめているつぶらな瞳、あなたを心から信じきっている「尻尾のある天使たち」はまぎれもない、あなたの大切な家族なのですから…。
追記 〜これから犬猫を飼おうと考えている方へ〜
以下は完全に「大きなお世話」と思われますが、ちょっと補足。
飼い主に捨てられ、あるいは保健所に持ち込まれて命を落とすわんこ・にゃんこの数は年間45万頭にもなるとさっき述べましたが、そんな子たちでも里親さんが見つかれば再び幸福に暮らせる可能性があるのです。そして、そんな子たちの里親さんを探そうと必死になっているボランティアの方々も全国にはたくさんいらっしゃいます。
管理人が新たに犬を飼おうとしたとき「無知だった…!」と反省しているのは、そんな中にも純血種の(ヘタすりゃ血統書だってついてたかもしれない)子たちがたくさんいることを全く知らなかったからです。そして、我々が新しく犬猫を飼おうとするとついつい子犬のみに目が行きがちですが、すでに大人になった子を迎えるのもまた、ご家庭によってはかなりのメリットがあることにまるっきし気づかなかったからです。
もちろん現在の管理人は、案内人を迎えたことをこれっぽっちも後悔してはおりませんし、むしろどこに出しても恥ずかしい完璧な「犬バカ」と化しておりますが(え? そんなのてめぇのサイト見てりゃわかる…? あ、そーですよね。失礼致しました〜)、「もしあのときの我が家のような事情を持ったおうちに新しい家族を迎える場合、もしかしたら成犬の方がいいかもな〜。ああ、あのときそれを知っていればっっっ!!!」と思うこともあったりして(許せ>案内人)。
何故かってーと、「とにかく子犬のエネルギーはハンパじゃねぇ!!!」…この一言に尽きます。ふんわりころころ、見ているだけならまさに天使そのものの子犬たちですが、その反面、目に入るものの全てをかじり、ひっかき、ひきむしる破壊神でもあるのです(マジ、案内人が成犬になるまでの二年間、我が家は人間の住む家ではありませんでした<爆)。ついでにしつけも、介護をしながらではかなり大変。トイレのしつけなんざ丸一年格闘した挙句、結局失敗致しました(<胸を張って高笑いしつつ号泣)。
ですが成犬ならばそんな悪さも子犬ほどではありません。そりゃ、全くしないとは断言できませんが、生後二年を越えたあたりでわんこはぐっと落ち着きます。しつけに関しても、もし以前別の家で飼われていた子なら、ある程度のことはすでにわきまえている可能性だってあるのです。新しいことを教え込むにも、生後二、三ヶ月と六ヶ月以上の子では大違い。人間同様、わんこも月日を重ねるに連れて脳ミソが発達していきますからよりお利口になるのです。
「だけど成犬が果たして新しい飼い主になついてくれるかしら?」「あんまり大きくなってからじゃうちのやり方を覚えてくれないのでは…?」そんな疑問に関しても、少なくともうちの案内人を見ている限り大丈夫のような気がします。うちのはすでに五歳ですが、いまだに日々いろいろなことを(<芸ではない<苦笑)覚え、つい昨日までは理解できなかった飼い主の言葉を突然理解できるようになり、管理人を仰天させてくれることもしばしばです。そして案内人にせよそのわんこ友達にせよ、例え成犬になって初めて出会った相手でも、その人が本当に動物好きで自分を可愛がってくれることがわかればすごくよくなついてくれます。にゃんこについては管理人、飼ったことがないので何とも言えませんが、「子供より大人の方が聞きわけがいい」「可愛がってくれる人にはなつく」というのは同じではないかと愚考しております。
もちろん成犬には成犬の難しさがありますし、一概にはいえません。「どんなに大変でも子犬(猫)を飼いたい!」という方は是非可愛らしい子犬(猫)を見つけて、大切に育ててやって下さい。
また、里親探しのボランティアの皆様方は心の底からその子たちの幸福を願っていらっしゃいますので、引取りを申し出た方々がちゃんとその子を最後まで飼ってくれるのかどうか、細かい審査をされることもあります。少なくとも「タダで犬猫がもらえるから応募した」なんて人間は一発で拒否されると見ていいでしょう。
そんなわけですので、管理人は「何が何でも里親ボランティアから犬猫を引き取れ」と言う気は毛頭ございません。ただ、犬や猫を迎える手段としてこういうやり方もあるということを一言お知らせし、あのときの自分のように「もっと前にそれを知っていれば…」と思う方々がちょっとでも少なくなれば、と願っているだけです。
どのような経緯であなたのおうちにやってきたにせよ、大切な「家族の一員」には違いないのです。お引越し、ご結婚、ご出産…人間の生活も日々変化していきますが、どうかそんな「家族」を最後まで手放したりせず、やがて天使のふるさと―あの空の彼方へ還る日まで、精一杯可愛がってやって下さいますように…。
二回も続けて根暗な話題、申し訳ありませんでした。…明日からはまた、ゴクツブシの大バカ全開モードに戻ります…(平伏っ)。
2004.12.28.(火) 幻の犬
本日ようやく「まあじゃんほうかいき 9」をUP致しました。前回「8」をUPしてから三週間近く、大変お待たせしてしまってすみません…(え? 別に待ってなかった? はは…そーですよね。それが多分、普通の反応ですよね…<相変わらずひがみ根性全開の年寄り)。
ただ、今までのペースに比べるとあまりに遅いUPを不審に感じた方はいらっしゃるかもしれません。そして「あのゴクツブシの大バカもさすがに師走ともなれば忙しいのか」なんて思われたかも…。でも、ここまで間があいてしまった原因は、決して忙しくしてたからじゃないんです(いやそりゃやっぱ年末ですからかなり管理人もばたついてますけど、PCに向かうシュミの時間が全然取れないってほどじゃないです)。
実は管理人、この12月中旬の一週間ほど、かなり激しく苦悩していたのでした…。
ご注意
これから先は、いい年こいて精神年齢小学生並の、バカなオバサンの愚痴になります。くどくて長くて、おまけに(特に動物好きの方には)痛いです。
なので、せっかくの新年を控えて気分を滅入らせたくないという方はすぐさまブラウザを閉じるか「まあじゃん〜 9」(<こっちは今まで通り、毎度バカバカしいお笑い話に仕上がっておりますので存分に笑ってやって下さいませ)に飛んで下さいますよう、管理人、伏してお願い申し上げます。
ことの起こりは、12月半ばにふと立ち寄ったペットショップでの出来事でございました…。ウチの案内人はつい先頃誕生日を迎えたばかりですし、クリスマスも近いこととて、毎年恒例「めんどくせぇから誕生日とクリスマス兼用だが一つでももらえただけありがたいと思えプレゼント」でも物色してみるか、と軽い気持ちで立ち寄ったのです。
…と、お店のケージの中に。何と、生後10ヶ月のパピヨンの女の子がいたのでした。
お店の名誉のために言っておきますが、そこは決して不潔でもなかったし、店頭の子犬や子猫を放ったらかしにしているようにも見えませんでした。ケージはどれもきちんと掃除されていて、どの子もみんなふかふかできれいです。うんちまみれやおしっこまみれで放置されているような子は一匹もいません。おまけにお店の壁には「当店の子が新しい家族になるまで」という貼り紙まで貼ってあります。そこには「お客様にお届けする前の健康診断で異常が見つかり、引き渡せない子はブリーダーさんに返すか、里親さんを見つけます」「なかなか声のかからない子は、全支店を挙げて『少し大きくなった子がほしい』というお客様にご紹介します。また、値段を下げていくことで、以前気にいって下さったお客様が『買いたい』と言って下さることも多いのです」などと書いてありました。
しかし生後10ヶ月というのはあんまり…普通、子犬や子猫がペットショップに連れられてくるのは生後2、3ヶ月の頃だと聞いてます。
「…ってことはこの子、8ヶ月もこんなケージの中に閉じ込められてるわけぇ!?」
そこで完全にぶっ飛び、呆然としてしまった管理人がふと目を落とすと、その子がじっとこちらを見つめておりました。
淋しそうな目でした。哀しそうな目でした。「私を…助けて下さい」そんな声まで聞こえた気がしました。
ですが管理人宅にはすでにもう立派な先住犬―案内人がおります。どんなに飼いたくても2匹は到底無理だろう…と、管理人は黙ってその子を見つめていることしかできませんでした。やがてその子は自分から目をそらし、静かにケージの中で丸まりました。そして管理人も、後ろ髪をひかれる思いでお店をあとにしたのです…。
以来、管理人の頭の中からはその子の姿が離れなくなりました。何とかしてやりたいと、そればかりを考えるようになりました。
というのも管理人、案内人と一緒に暮らすようになってからさまざまな動物関係のサイトや書籍を調べまくり、現在のペット産業の状況、そして不幸にして家族が見つからなかった子達がどんな運命をたどるかを薄々知っていたからです。
その「運命」について、ここに詳しく書くのはやめましょう。ただ、初めてそれを知ったときの管理人が、いい大人であるにもかかわらず、当時まだほんの子犬だった案内人を抱きしめて「ごめんね、ごめんね…人間って、酷いね…」と声を上げて泣いた(そして案内人に「そんなにきつく抱っこされたら痛いんでちよ!」とかじられた<泣笑)こと、その後も3、4日かなりの食欲不振に陥ったことだけをお知らせしておきます。
だからと言ってあの子が必ずしもそんな運命をたどると決まったわけではありません。あんな貼り紙をわざわざ貼っているなんて、あのお店はかなり良心的なところなのかもしれませんし。
ですがそのときの管理人は「貼り紙なんかにゃ何だって書けるしな〜」としか思いませんでした。そして、案内人と一緒にあの子をうちの子にするのは無理だろうか…と考え始めたのです。幸い管理人は立派な「負け犬」、面倒見なくちゃいけないダンナもガキもいないし(面倒見なくちゃいけないババァはいるけど、あっちに言わせりゃ「私があんたの面倒見てるんじゃないっ!!」てなところでしょう<苦笑)、その上在宅ワーカー。いざとなれば一日中つきっきりでわんこの世話をするのもあながち不可能ではない、非常に恵まれた(?)環境で暮らしております。
ですが同時に2匹以上の犬を飼った経験は残念ながら一度もなく、いわゆる「多頭飼い」についてはまるっきり無知…というのもまた事実で。
なのでそれから5日間、管理人はPCに向かえる時間の全てを使って「多頭飼い」について調べました。12月の半ば過ぎ、それなりにかなり忙しい毎日だったにもかかわらず、10分でも15分でも時間ができればサイト検索、そしてネットサーフィンに没頭しました。
あの子の姿は相変わらず頭から離れず、夜も眠れなくなりました(午前1時、2時に床についても午前4時か5時には目が覚めてしまうのです)。酒と煙草の量も大幅に増えました。食欲も落ち、5日間で1.5kg体重が減りました(究極の犬ダイエット〜<違うって)。
たかが犬、されど犬…あのときの管理人は本当に必死だったのです。
ですがやはり、あの子をうちに迎えるのは諦めざるをえませんでした。
その原因は何といっても、今うちにいる案内人の性格と、同居している家族(=実母)の了承が得られなかったことです。
我が家のワン公…案内人は、わずか生後1か月半でうちの子になりました。なので小さな頃、同じ子犬同士のじゃれ合いなどほとんど経験しないまま成犬になってしまったのです。結果、残念ながら現在の彼は「わんこ友達となら誰とでも仲良くできる」とは到底言えない犬だったりします。決して喧嘩はしませんが、初対面のお友達に自分から近づいていくようなこともありません。わんこ仲間に興味はあっても、うまくお友達になる方法がわからない…という感じなのです。とはいえ一応同じパピヨン仲間とはそれなりに仲良しだし、他犬種にも仲良しのお友達はいます。ですがその「仲良し」とはあくまでも「そばにきても逃げない」というレベルにしか過ぎません。おまけにこれまでの五年間完璧な一人っ子、「我が家のバカ殿」として飼い主の愛情を独占しまくり、それが当たり前だと信じて育ってきた上、ちょっとストレスがたまるとすぐ腹をこわす、少々厄介な一面も持っています。
多頭飼いの場合、初めのうちは先住犬にはかなりのストレスがかかるそうです。もちろんそんなストレスもちゃんと乗り越えてわんこ同士も仲良し、飼い主さんも幸福一杯…というサイト様もネット上にはたくさんありました。ですがその反面、どうしても先住犬と仲良くなれなかったので泣く泣く後輩犬を手放した、あるいはともに暮らしてもう何年にもなるのに、飼い主さんがついていなければとても一緒に遊ばせたりなんてできないというケースもまた、確かに存在している…。管理人、まずこの時点で大きく唸ってしまいました。
しかも家族が乗り気でないとくればこれはもう致命的です。うちの親は娘ほどの犬バカではなくて、「一応犬はどの子も可愛い。だけど一番可愛いのはパピであって、パピと同じように他の子を可愛がることなどできない」というタイプの人間です(だがむしろこの場合、親の方が正常かも<笑)。ですから万が一新しい子を迎えたストレスで案内人が腹でもこわしたが最後、その場で「返してきなさい!」と叫び出し、壮絶な母娘ゲンカが勃発することは目に見えています(<マジな話、実の母娘のケンカはときとして嫁姑のケンカよりはるかに始末に負えなかったりする)。
自分の所為で先住犬が体調を崩し、さらには家族の中でも小競り合いが頻発する―そんな状況で暮らす犬が果たして幸福になれるでしょうか。
そりゃ、人間に飼われている犬(あるいは猫)が完璧に幸福になれるはずなどないだろうことは管理人も重々承知しております。だけど、飼う以上は必ず「ある程度は」幸福にしてあげるからね…。そう約束するのは飼い主の義務だとも思っております。その「ある程度の幸福」を100%約束できないと言うのに、新しいわんこを迎える資格が果たして管理人にあるのでしょうか…。
そしてもう一つ。あのお店の貼り紙、管理人は頭から「嘘だ」と決めつけておりましたが、もしそれが本当だったとしたらどうなるのでしょう。
あんな文言をこれ見よがしにお店に提示する、というのはいかにも偽善者めいた目くらましとも取られかねない行為です。
ですがもしあの貼り紙がすべて大ウソだったとして―そこまでやらかしてあのお店が得られる利益というのはほんのわずかなものにしか過ぎないという気もするのです。
そりゃぁ、あんな貼り紙があれば、お店にやってくるお客様の一部(子犬や子猫、その他ペットの可愛らしさだけに目を奪われ、背後にある悲惨な現実には目を向けない無知蒙昧な輩<…ごめんなさい。でも管理人、あえてこう言わせて頂きます。「動物を飼う」というのは決して「可愛い」「一緒にいたい」といった一時的な衝動だけでなく、その後十数年続くその子の一生を全て背負う、そしてまたその子と同じ、尻尾のある純粋無垢な天使たち全ての命を大切にするという覚悟を決めた上で決心すべきものだと思うからです)には好感をもたれるかもしれません。しかしその一方、例の「悲しい現実」を熟知し、心を痛めているのだけれども、それでも自分ちの大事な「家族」のゴハンその他、必要不可欠な物を買うためにあえてペットショップを訪れる飼い主さんたちもいるはずです。そんな方たちの中には、あの張り紙を見て「何をまた嘘ばっかり」と気分を害し、二度とお店にこなくなってしまう方がいないとも限りません。
加えて、「なかなかお声のかからない子には…全支店挙げてご紹介云々」と書いてしまったら、「なかなか飼い主が見つからないあの子はもしかしたら…それくらいなら決心してうちで飼おう」というお客様まで「あ、あの店は最後まで責任持つんだ〜」と安心し、買うのをやめてしまうかもしれません。少なくとも、悪徳業者がよくやる「この子もねぇ…かなり長くここにいますので、もう少したつと店でもしかるべき処置を考えなくては…」などと、心優しい人々の弱点をついて無理矢理売りつける、なんて手段は取れなくなるはずです。
しかももしそれが嘘だったとして、万が一バレたらお店の社会的信用は地に落ちること間違いなし。
もしもオバサンがそんな、ペットの命など命と思わず、ただ金儲けだけを考えている経営者なら、わざわざあんな貼り紙を店頭に貼りつけたりしません。だってあんなの、別に店に提示しなければいけない義務など現在のペットショップにはまるっきりないはずですし、黙ってりゃいくらでもごまかせるのですから。「良心的」と思われるかもしれない反面、「わざわざこんなことを大々的に宣伝してるなんて、もしかして…?」という疑惑を持たれかねない危険を冒してまで嘘をついても、大して得にはならないような気がします。
また、5日間のネットサーフィンでひっかけた情報の中には「子犬の商品価値(<嫌な言葉!)は生後4か月まで」というのもありました。だったら余計、もしあのお店が金儲け至上主義の悪徳業者だったりしたら、あの子は当の昔に処分(<これもまた最悪な言葉)されているはずです。それをしないということは、あのお店は…。
そう、管理人が無理矢理あの子をうちに迎えたとしたら、もしかして将来あの子を待っているもっと幸福な運命―先住犬のいないおうちに引き取られ、飼い主さんの愛情を一身に受けて大切にしてもらえるかもしれない未来―を断ち切ることになる可能性もあると、管理人は無理矢理自分に言い聞かせました。
今はただお店の良心を信じ、あの子の幸福をひたすら祈るしかないのです…。
以上、どんなに愚痴を並べ立てたところで、管理人があの「淋しい、哀しい目」をした子のママになれなかったのは事実です。お店のことをどんなに好意的に考えたところで、結局希望的観測に過ぎないのかもしれません。「そんなに悩むくらいならどうして飼ってやらなかった」と非難されても返す言葉がないし、反対に「このご時世、人間が生きていくだけでも大変なのに、犬のことでそんなに悩むなんていいご身分だこと」と嘲笑、軽蔑されても、多分さほど説得力のある反論はできないと思います。…どうか存分に笑い、そして蔑んでやって下さい。
冷静になって考えれば、あんなに悩んだこと自体、自分はなんてバカだったのだろうと思います。少なくともいい年した大人の行動としては愚かと言われても仕方ないでしょう。
おかげさまで今の管理人は食欲も取り戻しましたし、夜もぐっすり眠れるようになりました。酒も煙草も取りあえずいつもの量に戻りました。そして年末の仕事を慌てふためいて片付けつつ、その合間をぬってせこせことサイトに乗っける話なども書いております。
ですがまだ、時折あの子のあの瞳が管理人の目の前にちらつきます。そしてその都度、「あんたのママになりたかったよ…」と涙ぐんだり致します。そしてこの空前のペットブームの中、あちこちのご家庭で下にも置かぬほど大切にされ、可愛がられている幸福なペットたちの影で「私を…助けて下さい」と泣いている同じ子犬や子猫、その他の動物たちがいるということを決して忘れてはいけないと痛感します。
不景気だの災害だの戦争だの、人間さえも毎日を生き抜くだけで精一杯のこのご時世、人間の子供でさえも酷い虐待を受けて大切な命を失うことがままある世の中では「人間以外の動物のことなんざ構ってられっかよ」というのが大方の人々の本音だと思います。ですがどうか、犬や猫、その他の動物にも喜んだり悲しんだりする心があること、その命もまた、人間と同じようにたった一つしかないかけがえのないものであることだけはどうか、お心の隅に留めておいてやって下さい…。
2004.12.12.(日) …顔面蒼白
何はともあれ今回は、本題に入る前に雄叫び一発!
このサイトを訪れて下さるIE以外のブラウザをお使いの皆様方! まことに申し訳ございませんでしたっっっ!!(号泣しつつ地面に穴掘って土下座っ)
えー、いっちょ前にサイトなど開いてやがるくせして、ブラウザその他、ネットに関する詳細については全く無知な管理人は、てめぇで使ってるIE以外のブラウザについての配慮など、正直今までこれっぽっちも考えてませんでした(切腹モンだよ、それ>自分)。
ですが先日(つーてもすでに三か月前<汗)、よんどころない事情で某忍○ツールスアクセス解析など導入してみた結果、遊びに来て下さる皆様方の中にはIE以外のブラウザを使っていらっしゃる方も意外に多いことを発見して顔面蒼白。
だってこのサイト、IE5.5以上及びDirectXだけにしか対応してない「グラデーションフィルタ」を狂ったように多用してるんだもん。あわわ…一体それ以外のブラウザではどんなえれぇことになってるやらと、すっかり震え上がってしまったのでした。
かといってどのように対処すればいいのかなんて完全に五里霧中、気にはしつつも手も足も出ないままに無駄な三か月を過ごしていたアタシ…。いえそりゃね、HP作成支援サイト様の中には「複数のブラウザで表示を確認してみましょう」という示唆をして下さるところも多々あります。だけど、複数のブラウザを一つパソコンにぶち込んで、果たして大丈夫なのか…? その躊躇が、管理人の動作確認をしっかり阻んでいたのでした(裏を返せば、管理人にはその程度の知識もろくすっぽなかったってこと)。
ですが先日のオフの折、久しぶりにお目にかかった某様が「あった方が便利かな、と思って入れちゃったんですよ♪(<複数ブラウザ)」とにっこり笑って仰せになられたのを耳にして、再度清水の舞台から飛び降り自殺する覚悟を決めつつNN7.1とOpera7.53をダウンロードしてみたら、これがまぁ「案ずるより産むが易し」! 心配していた障害なんてこれっぽっちもないじゃん、ラッキー♪
てなわけで、ほっと安堵のため息をつくのももどかしくすぐさま動作確認などしてみた管理人だったのですがその結果…あまりの衝撃にパソコンの前で思いっきり地蔵になってしまったのでした。
ふおおおおぉぉぉぉ〜っ!! ぶゎ〜くゎ〜ぬゎああああああぁぁぁぁ〜っっっ(<鼻血&耳血大放出)!!!
何これぇぇぇ〜っ!! 表示が全然違ってるじゃんよっ! こんなの人間が見られるサイトじゃねぇぇぇぇっ(失神)!
ぶっちゃけた話、レイアウトが多少左や右に寄っちゃってバランス悪くなってるくらいなら、管理人は気にもしません(<無神経&サービス精神ゼロ)。多少見栄えが悪くったって、メインのテキスト、あるいはイラスト及びそのコメントがきちんと表示されてるのならとりあえずOKだと思ってます。
だけどだけど背景がっ! 先にも書いたとおり、ウチはグラデーションフィルタを親の仇のように使いまくっているサイト、当然それに対応していないブラウザをお使いの方々がご覧になる画面の背景は真っ白けっけっけ〜になっちゃいます。それだけならまだしも、ウチ、ページによってはテキストのカラー指定も白にしちゃったりしてるモンで…(滝汗)。
そんなページを読み込んだりしたひにゃアナタ、ディスプレイに映し出されるのは背景もテキストも何にもなし、ただ一面、降り積もる雪原のように美しい白一色のみ…。(狂乱と狼狽とヤケクソの舞っ)!!
しかもTOPページからしてその雪原状態ってなぁいくら何でもあんまりだ。ああ、もしかしてIE以外のブラウザ使用の皆様方は初っ端からページ全部、反転させてご覧になっていらしたのかしら…それをサイト開設してから一年半近く放ったらかしといた管理人って、人としてどーよ(貧血)。
なので。
すみませんすみませんすみませんっ! 管理人、これからサイトの全ページ、あらためてUPしなおします。
レイアウトその他はどこまで頑張れるか自信がありませんが、せめて背景色、せめてテキスト色指定〜っ(慟哭)!
※ ただし、IEでご覧になる場合にはほとんど今までどおりだと思います。…でももしかしたら多少、テキストやリンクの色、レイアウトのごく一部などを変更するかもしれません。
長編主体でやたらとページ数の多いサイトのことゆえ、そうすぐには全部修正できないとは思いますが、取りあえず今回、TOPページと案内所、そして各コンテンツTOPだけは修正完了致しました。他のページも可及的すみやかに作業するつもりでおりますので、何卒今までのご無礼、お許し下さいませぇぇぇ〜(再度土下座っ)!
追伸
あの…こんな折に何なんですが、ウチの案内人、本日めでたく満五歳の誕生日を迎えました。人間だったらそろそろ中年の入り口、ちょうど今年の大河ドラマ「新選組!」(今日の最終回、最高だったよぉぉぉっ!! オバサン、号泣致しました!)で永倉新八役を好演なさったぐっさんこと山○智充さんと同年輩のはずなんですけど、コイツのどこをどういじくったところであの渋さや落ち着きなんざ出てくるわけもねぇ(泣笑)。
そんな甘ったれ我儘ぼうずっくりのワン公ではございますが、できれば皆様、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます!(<完璧な飼い主バカ)
2004.12.07.(火) ありがとうございました!
去る12月5日、管理人、またまたオフ会に行って参りました。今回は総勢二十数名というかなりのビッグイベント、しかもほとんど初対面の皆様ばかり…果たしてこんなオバサンが紛れ込んでいいものかどうか、最後の最後まで一抹の不安はぬぐいきれなかったものの、それでもとにかく意を決して待ち合わせの上野某所に行ってみれば。
まぁ皆様、集合段階から盛り上がる盛り上がる…初対面も何もなく、最初から最後まで本当によくして頂きました♪
いざ会場についても、そのテンションはとどまるところを知りません。イベントメインが旧・新・平ゼロ上映会だったこともあって(ただし旧ゼロは映画版)、ますます高まる熱気、飛び交うツッコミ…ああ、久方ぶりで徹底的に命の洗濯(だけじゃなくてシミ抜きとか洗い張りとかアイロンとかも♪ もちろん柔軟剤入り…って何言ってるんだ>自分)をすることができましたわっ!
しかも途中には美味しいおやつの差し入れあり、美しくも繊細な味わいの手作りお菓子のお土産あり…(感涙っ!)。
主催者様、参加者の皆様方、そしてこのイベントにお誘い下さったH様、ご一緒して下さったS様に心の底から御礼申し上げますっ!
本当に、どうもありがとうございました! もしまたこのような機会がありましたら、是非また誘ってやって下さいませ〜(踊りつつ平伏)。
2004.12.04.(土) 犬への詫び状
はい皆様、お待たせ致しました。毎度おなじみ、月末月初恒例の管理人パチンコレポでございます(違うでしょっ!! メインはあくまでボクなのっ! ボクのおフロなのぉぉぉ〜っ!!!<目的を完全にとっ違えた飼い主に半泣きで訴える案内人)。
でもなぁ…愛しの「必殺」台もさすがにもうお店から消えちゃったし、ようやく巡り会えた「009」台もたった一度の思い出だけを残していずこへかと去ってっちゃったし…(ため息&涙)。こーなったらマジで心を入れ替えて、また時間厳守でペットショップに行くことにするか…いえ、今だからこそ白状致しますが、実は管理人、例の「必殺」台にハマってからはわざと案内人のおフロの時間を遅らせ、パチンコのための時間稼ぎをしていたのでした(そのペットショップ、予約がきかなかったりするので遅れて行けば行くほど出来上がりまでに時間がかかる―すなわち、パチンコできる時間が増えるというわけで)。その間たった一人で順番待ちをしなけりゃならない案内人こそいい災難だけど、飼い主の方は「ンなこと知ったこっちゃねぇよ」状態、ああ、まさに鬼飼い主といわれても仕方がないわ…と海よりも深く反省していたんですけどねぇ…。
何故か性懲りもなくパチンコ屋の前を通りかかれば、おお!! 店の入り口にとんでもなくでっかいジョーくんの立て看板がっ! しかもその隣に貼ってある特大ポスターが「FEVER大ヤマト2」…ってなぁ何なんだ何なんだ一体っっっ!!!
今だからこその白状その二、まだ制服着てた若き日の(<ガキの頃とも言う)管理人、「009」と同じくらい、いえある時期にはそれ以上に「宇宙戦艦ヤマト」に狂ってたんですね。「009」と「ヤマト」、それはそのまま管理人の青春そのもの、こーなったら入るしかないじゃんかよでなけりゃ過去の自分自身に申し訳が立たないわっ!!! そしてまたまたいつものごとくお店の中にふらふらふら…(おいお前確か去年「必殺」台見つけたときも同じようなこと言ってなかったか>自分)。
そしてお店の中をさらに詳しく見てまわれば、今度の「009」台はパチンコじゃなくてスロットマシンなんだって。うーん、やってみたいのは山々なんだが、さすがの管理人もスロットマシンは一度もやったことないし、噂によるとスロットってパチンコよりも難しいって話だし、どおしよぉ…。
そこへ!! 聞こえてきたんですよ、あの昔懐かしい「ヤマト」のテーマソングがっ!!
ああ、ジョーくんごめんなさい。アル様ピュン様フランちゃん、そして他のメンバーの皆様方及びサイゼロファン仲間の皆様申し訳ありませんっ!!
あたくし、今回ばかりは裏切らせていただきますっ!!
…そしてまたまた陣取りました、「ヤマト」台。したらコレがまぁ、出るわ出るわ…もしかして、新規機種だからってわざと確率甘くして客引っ張ろうって魂胆じゃあるめーなっ! などとついつい余計な勘繰りをしたくなるほどの絶好調。…でっ、でも違うわっ! オバサンがパチンコやるのは決して儲けようってわけじゃなく―ただ過ぎ去りし青春の日々を懐かしんでいるだけのことですもの。だから別に、出玉なんてどーでもいーんだよっ! それよりBGM、それよりモニター画面の映像!(お前、ギャンブラーとしても完璧に道踏み外してるな>自分)
そして、目を皿のようにして点検した結果。残念ながらキャラクター及び設定は微妙に、いやかなり別モンだったんすけど、BGMはやはりあの、昔懐かしヤマトのテーマ! そんでもってねっ!! 大当たりするとそれがフルコーラスで流れるの〜。しかもあのささきいさおさんの声でだよぉぉぉ〜っ(慟哭)!
そこで管理人がまたしても真っ昼間のパチンコ屋で一人カラオケ状態に突入してしまったのはすでにもうお約束でございます。ええそう、先々月「009」台に出会ったときとまるっきし同じ反応、同じ展開。進歩のない年寄りと笑うなら思う存分嘲笑してやって下さいませ。…でもいーの。蘇るあの青春の日々にどっぷり浸かり、少女の頃に戻れただけで私は満足だわ…(しかしかつて「さらば宇宙戦艦ヤマト」観て滂沱の涙流してた純真な少女(<いや、そーゆーのも何か語弊があるんだけど)が、ン十年後にはくわえ煙草でパチンコ三昧、挙句の果てには一人カラオケまっしぐら…そんな時の流れの残酷さってヤツの方がよっぽど涙を誘うぞ、オイ>自分)。
で。ここは一発ワン公への詫び状など。
「拝啓、ワン公様
ま、そんなわけだからお前、まだ当分はおフロの順番、一人淋しくペットショップの片隅で待ってるよーに。
何しろコレはママのビョーキだ、多分一生治らないと思う。
お前には大変申し訳ないが、どっちにしたって月一度のこと、始末に負えないサイテーの飼い主にブチ当たってしまった身の不運と諦めてくれ。
敬具
追伸
ちなみに今日はお前のおフロ代十回分ほど稼いだから、当分フロ代の心配はしなくていいぞ。」
「はあぁぁぁ…(<ため息)」(<飼い主からの詫び状を受け取り、あまりの内容に言葉を失って肩を震わせすすり泣く案内人)
ちなみにその後、案内人のもとに以下のような差出人不明の手紙が届いたことを管理人は知らない。
「可愛い可愛いパピ坊よ。話は薄々、日本に潜伏中の我がBG諜報員から聞いた。ああ…可哀想に可哀想に可哀想にっっっっ!!! もうあんなバカなオバハンにはさっさと見切りをつけてまたこの基地へ戻っておいで…。
父ちゃんは、いや、ボグートのおじちゃんも横山のお兄ちゃんも、いつでもお前を待っているぞ。パピ坊よぉぉぉぉ〜っ!!!(<このへんに一つ、涙のシミが入る)」
2004.11.30.(火) 三年目の病気
管理人、どうやら風邪をひいたらしいです。昨日の深夜、急にのどが痛くなってきたと思ったら、明け方近くには呼吸するたんびに左の鼻の穴までひりひりひりひり…。そして結局ろくすっぽ眠れずに朝を迎えてみれば…すげー声になっていやがりました。何せ、電話をかけても相手の方にアタシだとわかってもらえないんだよぉぉぉっ(途中までやけにつっけんどんな応対されちゃってさー。…しばらくしたら「え、もしかしてりーみんさん!? ご、ごめんなさいっ!! 全然わからなくて…」だって。<どーやら電話セールスのオバサンか何かと間違えられたらしい)。
今週末にはちょっとした予定なんぞも入っていることだし、こりゃ大変、すぐに医者に行かねば…と慌てて身支度を整えつつ、あ、その前に熱計ってこ、などと電子体温計を腋の下にはさんで数分間。はいお待ちどうさま、チーン…じゃなかった、ピッピッピッ。
…体温計に表示されてた数字は35.7℃。あーよかった。熱はなかった。…ってーか、これじゃあまりにも低すぎねーか? でもま、部屋も寒かったことだししゃーねーな…と、それで納得してしまった自分が今となってはコワイです。だって部屋の温度で体温左右されてるようじゃ立派な変温動物…はっきし言って管理人の体ってばヘビとかカメとかカエル並み?(そんじゃま、今年の冬は冬眠でもすっか<違うって)
ま、それはともかく駆け込んだのはすぐご近所の石原医院(爆)。こちらもご家族で経営してる町の開業医さんだったりするんだけど、その家族構成が呑気なご両親と「腕は超一流だが性格は春爛漫のとっちゃん坊や」の長男、そして「ガタイはデカイが細やかな気配りがウリの事務責任者」の次男だったりすることは絶対にナイ(さらに激爆)…って、いつまでふざけてりゃ気がすむんだ、自分っ!
いけないいけない、やっぱ風邪の所為で脳ミソが少々イカレちまってるみたいだわ、アタシ…と反省した管理人、受付でしっかり健康保険証は提出したものの、ものの見事に診察券を忘れちゃったりしてたのでした。何しろ具合が悪くなってお医者さんのお世話になるなんて確か半年…いや一年ぶりくらいだしさ、ちょっとしたミスよ、ちょっとしたミス。
それでも事務担当の看護婦さんたちや先生に余計なお手数をかけてしまったのは間違いないんだから、一応平身低頭、精一杯の低姿勢で診察室に入ったんだと思いねぇ。ちなみに管理人、もしかしたら聴診器当てるかも…と気を遣い、スリップなしで前開きの綿シャツなんぞを着込んできたのであった。
なのに症状を説明した途端、管理人ののどだけをちらりと診察、「あー、のどの上側、かなり腫れてますねー」の一言で片づけて下さったF先生(←女医さん)って…F先生って…(ちょっぴり涙)。
それでもちゃんとF先生、お薬を出して下さいました。
F先生:「今回は漢方薬を使いましょう。あったかいお湯に溶かして飲んで下さいね。ふうふう言いながら飲むのが効くのよ、このお薬」
管理人:「ふうふう言いながら…じゃそれ、『あったかい』というより少し熱いくらいの方がいいんですね?」
F先生:「ええそう、できるなら熱いお湯でね。じゃ、四日分出しておくから。…もしそれで治らなかったら、抗生物質その他に切り替えましょう」
管理人:「でしたらお薬がなくなったあと、もう一度お伺いした方がよろしいでしょうか」
F先生:「あら、これで治れば別に来なくたっていいわよぉ♪」
…何か、えらく簡単にあしらわれてしまった気がするのは管理人のヒガミでしょうか。
しかし、さらなる混乱はそのすぐあと、処方箋持ってった薬局で巻き起こったのでした。
高血圧だの糖尿だので定期的にお薬もらいにくる患者さんと違って、管理人はまさに突発的、一時的な風邪…にもなれないただののどの炎症。なので薬を処方してくれた薬剤師さんから簡単な説明を受けることになったんだけどさ。
「…こちらのお薬、もちろんそのまま飲んでいただいても構わないんですが、もしお時間がありましたらぬるま湯に溶かしてお飲み下さい。その方が効果があると思われますので」
は? ぬるま湯? …えーと、管理人の記憶に間違いがなければ確かF先生は「熱いお湯で飲め」とおっしゃっていたよーな…(悩)。
訊き返そうかとも思ったんだけど、何だかめんどくさくなったので(<こらこら)そのまま帰宅。でもって今、管理人はいただいたお薬を熱湯で溶かして飲んでます。どーせ熱湯だって時間がたてば冷めてぬるま湯になるしねー。これなら先生と薬剤師さん、両方のお言葉を守っているということに…(なるわけねーだろバカ>自分)。
何はともあれ、今週末に向けて養生に励まなくては…頑張るぞー! おー!!(とこぶしを振り上げたのち、のそのそと布団の中にもぐりこむ管理人であった…)
追伸
石原医院の看護婦さんに、管理人が前回お世話になったのは平成十三年だったと教えていただきました。わー、半年や一年どころか三年間も医者いらずの日々を過ごしていたなんて、アタシって意外と健康優良児…ならぬ健康優良オバサンだったのね♪(だからって診察券忘れてどーすんのっ。…あーあ、お医者様へのかかり方すらもわかんなくなってるようじゃ、体はともかく頭の方にはかなりガタがきてるようでちねぇ…もちかちてこれが「老人ボケ」というやつなんでしょうか…<いつもと様子の違う管理人に首をかしげつつ、鋭いツッコミだけは決して忘れない案内人)
2004.11.16.(火) 病膏盲に入る
二日遅れのUPですみません…そして、前回の日記で「禁断の年齢ネタ」をやらかしてしまった管理人でございますが、今日もまたまた年齢ネタだったり致します(でも今回のは別に禁断でも何でもないから<笑)。
実はうちの案内人、今年の12月でめでたく5歳になるんです。しかも一応オスだったりするし、これが人間の子供だったら盛大に七五三の一つもやってやるところなんだけど、如何せんワン公じゃなー…などという管理人のつぶやきを耳聡く聞きつけた実母、よりにもよって「あら、いーじゃないの。やりましょうよ、パピちゃんの七五三」などとヌカしてくれやがりました。
当然のことながら娘は茫然自失。…いやそりゃね。ウチは確かに犬バカ家族ですよ。こっ恥ずかしいことにご近所中の評判になってますよ。だけどさー…。
いくら何でもそこまでやるか、母よ…。
だが、一度決めたら娘の意向などどこ吹く風、ひたすら強引ぐ・まいうぇーでことを進めちまうのがウチの実母というイキモノ。気がつきゃ喜々としてワン公の晴れ着など縫い始めるわ、わんこ友達のRちゃん(ヨークシャーテリアの女の子・3歳)のママまで仲間に引きずり込んでちゃっかりしっかり近所の神社に一緒にお参りする約束を取りつけるわ、ついには調子に乗ってRちゃんの晴れ着まで縫っちまうわ…てなわけで、娘と当のワン公が一切あずかり知らぬ間に、準備は全て整ってしまったのでした。
でもってさ…去る11月14日の日曜日、行ってきましたよお参りに…。
ちなみにヤツらの晴れ着とは、ワン公が紋付袴(<もとは叔母の形見の黒紋付にどっからか引っ張り出してきた帯の切れっ端)、Rちゃんはお振袖(<もとは「管理人の」七つのお祝いの晴れ着)…。でも実際のデザインはどっちもただのチャンチャンコ〜(ヤケクソの舞っ♪)。
それにしても、犬にこんなの着せて大真面目にお宮参りするなんて考えつくの、ウチの親くらいなもんだよなー。Rちゃんママもご近所づきあいの手前、断れなかったに違いないわ、お気の毒に…なんてため息つきつつ、待ち合わせ場所に行ってみたらば。
ママばかりでなく、パパまでデジカメ持参でくっついて…いえ、おいでになっていらっしゃいました>R家(…ったく、どこんちの飼い主も…っ<涙)
そしていよいよ神社に向かえば、案内人の晴れ着にはとんでもない計算違いがっ…! 何せもとが黒紋付と帯の切れっ端でしょ。生地の重さが全然違ってたらしくてさ、これが。要は、肩や袖の部分に比べて裾の部分が異常に重すぎたってことで…しかもデザインは所詮チャンチャンコだし。
歩いてるうちに裾の部分が脇にずり落ち、その重さに引っ張られた上半身部分もずるずるずる…結局、100メートルも行かないうちに全部脱げました、紋付袴…(号泣)。
仕方がないので神社に着くまで案内人はオールヌード、晴れ着は管理人が持ってきましたさ。でもって神社の境内であらためて着付けてお参り、そして記念写真を撮ろうということに。実は飼い主一同、二匹並んで「はい、ポーズ!」てな写真を是非撮りたい、いや絶対撮ってみせるっ…てな野望を密かに抱いたりしてたのであります。
ところが。
いざ撮ろうとしたって、「二匹一緒に」なんていてくれやしねぇよ、コイツら…(慟哭)。実母同様「ごーいんぐ・まいうぇー」なウチのワン公はともかく、Rちゃんも齢3歳にしてかなり自立したお嬢様でいらっしゃるらしく、まー二匹とも、自分勝手にあっちにふらふら、こっちにふらふら。
「あーもうっ! サル回しやってる人の苦労が初めて身にしみてわかったわっ!!!」(<実母談)
苦闘30分、結局飼い主たちの野望は見事に崩れ去り、一匹ずつの記念写真だけで我慢するしかなかったのでした…。
ま、そんでもねー。これだけで済めばまだマシだったんだけんどもさ。
やるんだったらとことんやりたい実母、今日は何とご近所でも有名な写真名人である某お米屋さんのご主人にお願いしてまたまたワン公の写真を撮っていただいたりしてしまったのでした。しかもそのあと、普段からワン公を可愛がってくれるなじみのお店3軒に挨拶回り…。
ああ、これでまたりーみん家の犬バカ伝説が一つ増えるのね…(疲れ果てて力なく笑)。
ちなみに神社で撮った案内人の写真はこちら↑。撮影したのが管理人なのでデキはイマイチなのですが、ま、犬バカ家族のビョーキもここまで来たかと笑ってやって下さい…。
追伸
次回の「まあじゃんほうかいき」ですが、実は管理人、今週一杯ちょっと用事が立て込んでたり致します。なのですみませんっ!! UPは多分来週以降になるかと…(涙)。なるべく早くお届けできるよう精一杯頑張りますので、どうぞお許し下さいませ〜(平伏っ)!
2004.11.04.(木) 禁断の計算と最大の謎
ふと気がつけば暦はすでに11月…今年ももう2か月足らずしかないじゃんっ!! ああ、年を取ると本当に日々が過ぎるのが早いわぁ…(とまたここでどっと老け込むオバハン<爆)。
ま、何ですわね、この2004年は「009誕生40周年」ということで記念CDが発売されたりオンオフ関係なしにいろいろなイベントがあったりと(そーいやウチでも4サイト合同の記念チャットなんてやらかしましたっけ…。共催サイトの皆様方、そしてご参加下さった皆様方、本当にありがとうございました!)、ゼロナイファンにとっては中々盛り上がった1年でございましたが…(こらこら、まだ今年は終ってねーぞ>自分)。
ある日あるときある場所で、オバサンはふと考えてしまったのでございました。
(「009」連載開始時…今から40年前っちゅーたら確か1964年、元号に直しゃ昭和39年だよな…)
ということは「009」は東海道新幹線や東京オリンピックと同い年(こらまて新幹線はともかくオリンピックと同い年ってなぁ何じゃいっ>自分)。
一口に40年と言ってもその間には安保闘争だの浅間山荘事件だの石油ショックだのロッキード事件だの校内暴力だのバブル景気とその崩壊だの冷戦終結だの「あの」ベルリンの壁崩壊だの湾岸戦争だのイラク戦争だのいろんなことがあったわけで。やはり、生半可な年月じゃないなぁ、と思うわけなのですよ、実際。
そしてこんなにも長い間ずっと描き続けられ、アニメ化・映画化ともに三回ずつ…しかも原作者である石ノ森先生が亡くなられたあとも読み継がれている「009」という作品のすごさをあらためてしみじみと噛みしめたとき。
管理人の心の中に、ふとした疑問がわきあがってきたのでした。
(そーいや00ナンバーさんたちの年齢って、「新ゼロ」製作時に設定されたのが最初なんだろか?)
うーむ。よくよく考えてみれば、いかに「この道一筋35年」のオバサンといえどもそれ以前の原作や「旧ゼロ」に彼らの年齢が出てきた記憶なんてないしなー。でも確か「新ゼロ」の設定には石ノ森先生も関与なさっていたはずだから、一応原作や「旧ゼロ」も大体似たようなモンなんだろうて(ただし「旧ゼロ」で子供になっちゃったグレート氏だけは除く)。
そこでついつい、「じゃ、009ワールドの原点である原作におけるメンバーさんたちの―言わば真実の誕生日っていつなんだ?」なんて思いついてしまったことを、管理人、いまだに激しく後悔しております。
何故ならば。
(えーとぉ…確か原作の冒頭にも「196X年、ここはスイスです(秋田書店サンデー・コミックス版009第1巻P.7)」というナレーションもあったからぁ、作品世界の時間も現実にほぼリンクしてるんだろうな。だとしたら基準にするのはとりあえず昭和39年のまんまでいっか…)
ぼんやりと頭に浮かんだ衝動に従い、そのまま何の気なしにやってみた簡単な暗算。
「39−18=21」…って、ええええぇぇぇぇっっっ!!!
原作ジョーくんの誕生日って、昭和21年5月16日かよオイっ!! もしかしてその頃ってば敗戦直後、見渡す限りの焼け野原からの復興を目指し、日本国民全員が赤いりんごに唇寄せつつ毎日必死に働いて、たまの休みにゃ東京ブギウギでストレス解消、花咲き花散る宵には昔恋しい銀座の柳の下であの子可愛やカンカン娘が赤いブラウスサンダル履きで誰かを待ってた時代ってかぁぁぁっ!?(<完全に意味不明。しかもよく見りゃ戦前の歌まで交じってないか、コレ…)
すでにこの時点でかなり気が遠くなっていた管理人でしたが、勢いづいた脳細胞は持ち主の意思になど関係なくそのままどんどこ小学1年生レベルの暗算を続けていったのでした。
39−30=9、アルベルト様は昭和9年生まれってかぁぁぁっ(鼻血)! 39−22=17、ああ、ピュンマ様でさえ立派な戦中派だったのね…「新ゼロ」説を取ればジェットくんも確か同じ生まれ年(逆にピュンマ様は1歳若くなる)。あー、ジョーくん&ジェットくんの初対面の挨拶が「ギブミーチョコレート!」「リメンバー・パールハーバー!」じゃなくて本当によかった…(冷汗とともに涙)。いやしかし、もっとすげーのがグレート氏と張大人っ! 39−45=−6、39−42=−3…うわぁぁぁ〜んっ!! すでに昭和すら突き抜けちゃってんじゃないかよこの二人…っ! ギルモア博士に至っては39−63=−24、完璧に明治の男だ…はぁぁぁぁ(ため息とともに耳血)。
…こんな計算をマジでやらかしてしまった管理人は本当にバカだったと思います。世の中には知らない方がいいことがたくさんあるのだと、今さらながら骨身に沁みて思い知りました。やはり彼らには「永遠の少年(あるいは永遠の青年、中年)」でいてもらうのが、人として一番正しい道なのでしょう…。
ただわからないのは、冒頭の「ある日あるときある場所」というのがフロ掃除真っ最中のフロ場だったということです。
何でフロ洗いながらこういうこと考えつくかな〜(>自分の脳ミソ)。…もしかしたら管理人、脳内の配線にどっか設計ミスがあるのかもしれません…。
ママッ! 暗算でも何でもやるのは勝手でちけどね、その前におフロ掃除の後片づけだけはちゃんとしてってちょうだいよっ! あ〜あ、タワシだの雑巾だの洗剤だの、みんな出しっ放しじゃないでちか…その脳ミソ、配線の設計ミスだけじゃなくて、絶対接触不良も起こしてまちっ!(…とひとしきり吠えたのち、何の反応もない飼い主にこれ以上期待するのを諦め、肩を落としつつタワシをくわえて健気に後片づけをする案内人であった…)