2004.03.31.(水) 春の風物詩 2
ご注意という名の予防線
えー、今回もまたまた管理人、反社会的暴言・非国民的毒舌を垂れ流してしまいました…。健全な社会人及び学生の皆様方はあまりご覧にならない方がよろしいかと存じます。特に政府・文部科学省関係者の皆様方がご覧になるには覚悟が要ります。万が一脳の血管が破裂しても管理人には責任取れません(てーか、取る気もありません)のでご注意下さいませ。
朝、眠い目をこすりこすり新聞を開いて、またまた見つけてしまいました、春の風物詩。
文部科学省と出版社のガチンコ勝負(違うって)、狐と狸の化かしあい(もっと違う)、あー言やこー言う不毛な水掛議論時間無制限一本勝負(だからもう黙れ>自分)。そう、それはすなわち教科書検定。
…考えてみりゃオバサン、中学・高校生時代からこの記事見るたびに「ああ、今年も春が来たんじゃのう…」と、遠い目をして感慨にふけってたりしてたんだっけ。とはいえもちろん、基本的にはただしみじみと茶をすするだけ。だって、教科書検定をどうこう批判する資格なんてオバサンにはないもーん。一応国語の教員免許は持ってるものの、実務経験は教育実習のみの完全ペーパーティーチャーだし、免許自体、大学時代の代返と友達のノートのコピーのおかげでかすめ取ったよーなモンだし。まして算数とか理科とか社会とか、他教科の問題について偉そうに意見できるような見識や教育哲学など、あるわけないもんねっ。
だが今年は、どーしても許せないことがあったのだった。なんと小学校国語の教科書で文部科学省、「未学習の漢字にルビを振って用いるケースが多すぎると児童の学習負担が過重となる」とヌカし、「平易な言葉や『交ぜ書き』表記に修正」させてたってゆーんですのよ、皆様っ!!
じょーだんじゃねぇっ! この点についてだけは、オバサン叫ぶぞっ! 大きく息を吸いこんでぇ、いいか、せーのっ!
アホンダラァァァッ!!!!!
確かにオバサンには教科に関する見識も教育哲学もない。ついでに言えば教師でもないし、(今のところ)人の子の親でもない。だが一応、こんなサイト作って自作の話を不特定多数の方に公開しているだけあって、「日本語の使い方や表記」にはかなりうるせぇんだぞっ!
そーだよ。オバサンこれでも、誤字脱字とか同音異義語とか敬語とか文体の統一とか時制の一致とかにはかなり神経質なんだよ。いやそりゃ、極限まで破壊された日本語も大得意だし、「声に出して読みたくない日本語」だって結構面白がって使っちゃうけどさ。…あ、でもね、「声に出して読みたくない日本語」にもちょっとこだわってたりすんの。例えば人を罵る言葉としてかなりトラディショナルかつポピュラーな「この野郎!」とか「バカ野郎!」ね、あれはできれば男の人相手のときだけに使ってほしいの。女の人を罵る場合、より正しいのは「このアマ!」であってね、もしそれだけじゃ足りないってんなら「このクソアマ」とか「このドスベ…(ママッ! 黙って聞いてりゃどこまで脱線する気なんでちかッ! 今すぐ軌道修正しないとレッドカード出しまちよっ<またも暴走しかけた飼い主に顔面蒼白の案内人)。
…えー。大変失礼致しました。本題に戻ります(←例によってワン公にイエローカードを叩きつけられ、二の腕を思いっきりかじられてようやく理性を取り戻した管理人)。
あのね、世の中ってやつにはいろんな漢字が氾濫しててね…。新聞・雑誌に始まって、マンガやTVのバラエティ番組のテロップ及び駅の表示板、近所の塀に張ってある防犯ポスターに至るまで、小学生に配慮して教育漢字以外使ってないなんてメディアなんざほとんどねぇんだよ。大体この国は漢字とカタカナ、そしてひらがなが公用語なんだろがっ。「読み書きソロバン」という教育の基本、ましてやそのまた基本である「文字」っちゅーやつは、年齢に関わらずできるだけたくさん読めるようになっといた方がいいに決まってるたぁ思わねーのかっ! だいたいルビってのはそのためにあるもんでしょー? きちんと頭の中に入るかどうかは別として、ガキが教養を深めようとする機会そのものを国家が奪ってどーすんだっつーの。「ふりがなつきでも学校は漢字が出てくると教えたがる」とお役所ではほざいているようですが、あのなぁ…国公立私立を問わず、今の学校の先生方にそんなヒマがあるとでも思っとんのかい!!
遥か昔のオバサンの小学生時代でさえ、各教科とも一年間で教科書丸ごと一冊教えるってのは至難の技だったんだぞ! もちろん週休二日なんかじゃなく、土曜の午前中もしっかり使っての話じゃいっ。その頃に比べりゃ教えなきゃならん事柄は随分減ったようだが、かわりにしっかり土曜日も休みになっちまった上、学習指導要領なんかの内容も猫の目のようにころころ変わる(←猫に失礼かも)今日この頃、現場の先生方の忙しさなんて察するに余りありすぎておつりがくるわいっ!
(以下、独断と偏見てんこ盛りの記述が続きます。ご注意下さい)まして「交ぜ書き」だぁ〜? あのさ、それって「連絡」を「連らく」、「休憩」を「休けい」って書くアレでしょぉ? …あーやだやだ。美しくない。見るだけで目が潰れるうううぅぅぅ〜っ! あのな、熟語ってなぁ全部漢字で書くから美しいし、意味もすんなり頭に入るんでいっ。習ってない漢字だろうが何だろうが、わかんなかったら辞書引けよ。確か「辞書の引き方」ってなぁ小学校四年か五年で習うはずだぞ。そんでもどーしてもわかんなかったら全部ひらがなで書いたれや、オラ! オバサンだけでなく多分君たちの周囲の大人全員、「憂鬱」とか「債務不履行」とか「金剛界曼荼羅」なんて難しい字、小学生が書けなくたって決してバカにしたりしやしないからっ(ちょっと待てそれ以前に小学生が日常生活の中でそんな言葉使うかあああぁぁぁっ>自分)。
それを漢字ひらがなごちゃ混ぜで書いて、しかも教科書に載せるだぁ? うおお…もし子供たちがそれを当たり前だと思って育っちゃったら、将来どんな国語能力を持った大人になることやら…ああ。考えただけでオバサン、脳の血管が切れそうだわ。
大体ね、ガキの脳ミソ甘く見るんじゃねーぞ。難しい漢字だろうが何だろうがな、ちゃんとルビがふってあって毎日さら〜りと読み流してりゃ、読み方くらいはいつのまにか、意外とあっさり覚えちゃったりするもんなんだよっ!
オバサンの通ってた幼稚園なんざ、漢字教育をかなり熱心に取り入れてたから相当なモンだったぞ。とはいえ園児集めて学習塾みたいに漢字詰め込むなんてこたぁ決してしなかった。ただ園児の名札から組の看板、「みんなのおやくそく」その他園内の貼り紙に一切の容赦なく漢字使ってたってだけでさっ。
へっへっへ〜。アレは結構ソーゼツだったぜい。なんせ、年少組から順に「もも」「ゆり」「ばら」とある三クラスとも、部屋の入り口には堂々と「桃組」「百合組」「薔薇組」って看板が下がってたし、水道の脇には「手はきちんと洗いましょう」「蛇口はきちんと締めましょう」「ごはんのあとには歯を磨きましょう」の貼り紙、廊下の壁には「先生やお友達には元気に挨拶しましょう」なんてのも貼ってあったしな。しかもそれ、全部ルビなし(爆)!
あとで聞いた話だが、そこで使われていた漢字はおよそ三百字、しかし先生方には別にそれら全部を覚えさせる気はなかったらしい。一つでも二つでも、きちんと読める字が増えりゃそれでいーや、程度の大変大ざっぱ…いえいえ、大らかな教育方針だったそうです。だが、どんなにデキの悪いガキでさえ、そんな環境の中何一つ不自由を感じることなくのびのびと幼稚園生活を送り、ついでにそれなりの数の漢字は覚えて卒園してったぞ。
オバサンもそのおかげでいろいろ助かりましたわ。たった一人で電車に乗ってお使いに行く途中、うっかり乗り過ごして知らない駅で一人ぼっち、でも構内表示見てしっかり自力で帰ってきちゃったし、どこに行っても看板見るだけでどーいうお店か、どーいう建物か簡単にわかったもんね〜。
ただそのかわり、小学校二、三年の頃にはマンガ小説新聞雑誌、果ては知り合いのにーちゃん(当時大学生)が買ってきた文庫本まで盗み読みする可愛げのないガキに育っちゃったけどさ。
あ、そーか! もしかしたら今回の検定理由ってそれかも! だって、あんまり小さいうちからいろんな字読めるようになっちゃったら、子供にだってしっかりバレるもんね〜。政治家の不正とか役所の無駄遣いとか不祥事丸ごと全部っ(はあと)。
うんうん、それならわかるぞ文部科学省! きっと皆様は今、「クサいモノにはフタ」をしようとして死に物狂いになっていらっしゃるのでしょう。…でもね、どんなに厳重なフタをしたって、ゴミ箱一杯にたまってる腐れ果てた生ゴミをきちんと処分しなくちゃ臭いが消えないってなぁこれ、家事の基本。うふふ。だけどそんな庶民の知恵、果たして皆様はご存知かしらねぇ〜♪(←嫌味たっぷりに踊りつつ終了)。
あ。ついでに文句つけたいこと、もう一つあったんだわ。小学五年の社会の教科書、女性労働について。
「出産や育児のために不利なあつかいを受けるなどの問題が生じています」って記述を、「男女雇用機会均等法などの制定などが進んでいないかのように誤解する恐れのある表現である」って検定意見つけて「出産や〜仕事を続けにくいなどの問題も生じています」と書き換えさせたなんて、いや〜ん(はあと)。それじゃまるで、均等法その他がしっかり有効に作用してるみたいじゃなぁ〜い。
オイコラッ! 去年の7月、国連女性差別撤廃委員会からしっかり勧告喰らったのはどこの国じゃい、どこのっ!
そりゃね、勧告だけじゃなく評価される部分も多々あったことは武士の情けでつけ加えておいてやるけどさ、それでも国連開発計画のジェンダー・エンパワメント指数(GEM)の順位、02年の66カ国中32位から、03年は70カ国中44位に落っこちたくせに、一体どの口がほざくんじゃい、どの口がっ!! 女子供ナメるとあとが怖いぞ〜。
※ 今回のエッセイは2004.03.31.付の東京新聞及び「ヒューライツ大阪」他複数のHPの記事をもとに書いたものです。
2004.03.15.(月) 戦いおわって
皆様、大変お騒がせ致しました。
おかげさまで管理人の確定申告、本日無事終了致しましたのですが…(<何故か台詞は棒読み、目は虚ろな管理人)。
ちくしょおおおぉぉぉぉ〜っっっ!!!
最後の最後でなっちまったよ、追加納税っ!!
こうなったらもう、先の公約(おいお前一体いつそんな公約したんだ>自分)通り、申告書に深紅のバラしょったスカール様のドアップ描いて出すしかないっ! …と覚悟を決めたものの。
あああ〜っ!! バカな管理人はうっかりしっかり、「生命保険料控除」欄に書く数字を間違えちゃったんですぅぅぅ〜(さめざめと号泣)。
ここを間違えると税額自体も変わってくるし、おまけに用紙はOCR。多分機械で読み取るんだろうから、二重線に訂正印なんざ押したって通用しねぇだろうなぁ…。しかもそれ書いてたのが昨日の午後11時過ぎってどーゆーことよ(>自分)。…こんな時間じゃゼーム○ョは当然閉まってます。新しい用紙をもらって書き直しなんてこともできません。仕方ねぇ、明日このまま持ってって、用紙もらって○ームショで書き直すか…。
しかし、一夜明ければそれは申告最終日。正真正銘切羽詰って血走った目をぎらぎら光らせた職員さんや納税者の方々が芋を洗うようにひしめきあってるあの筆記所に画材一式(ペンとかインクとか絵の具とかパレットとか筆とか)持ち込んでスカール様のドアップ描く度胸など、所詮小市民の管理人にあるわけがなく…。
今、管理人の頭の中には「旧ゼロ」EDテーマ「戦いおわって」がエンドレスで鳴り響いています。でも、今のオバサンは戦いが終わったからと言って「明日を夢見る」気になど到底なれません…。
ああ…働き出してから十ン年、年末調整の際には常に輝かしい勝利(→税金還付)を収めてきたこのアタシが、ほとんどゴクツブシとなった今になって、今になってえええぇぇぇっ!!!
どう愚痴ろうが、今年の確定申告が惨敗だったことには間違いありません。すみません…今夜はどうかこのまま、管理人の気がすむまで飲んだくれさせてやって下さい…。
やれやれ、やっと終わりまちたね…。それにしてもうちのママってどーしてこう、何かあるたびにカッとなって大暴れしちゃうんでしょう。そのたびに胃を痛くしちゃうボクの身にもなってちょうだいでち。ま、今回も何とか犯罪者にはならずに済んだんだからそれでいっか…(でも別に、あのオバサンが刑務所に行こうがどうしようがボクは構わないんでちけどね。お留守の間のゴハンとお散歩さえ、ちゃんと手配しといてくれればさ<さすが今時の若い犬だけあって本性はかなりドライな案内人なのであった)。
2004.03.12.(金) 青は藍より出でて…
「は〜っ、は〜っ、は〜っ、は〜っ」(←肩で息をしつつ、激しく震える手に包丁を握りしめ、血走った目であらぬところを見つめる管理人)
「やめてぇぇぇっ! お願いだから落ち着いてちょうだいでちっ! ママっ!! ママぁ〜っ!!!」(←そして、タガが外れた飼い主を、涙目で必死に押し留めようとする案内人。だが所詮超小型犬の哀しさ、かなり苦戦している模様である)
「そ、そうだっ! ママッ! ちょっとだけ…ちょっとだけおとなちくしててねっ! …も…もちもちっ!! ××会社さんでちかっ!!!」
案内人が飼い主の知らないうちに現実世界でも人間語を喋れるようになったのか、それとも先方にコンパニオンアニマルとして勤務しているわんわんがいたのかは管理人の知ったこっちゃない。…しかしともかく確定申告の資料は無事に管理人の手元に届いたのだった(ただし、ファックスだったけどよぉ<怒)。
「ママ…少しは人の心を取り戻しまちたか…? あ、お茶でも入れてきましょうか…? それともコーヒーのほうがいいでちか…?」
「もう、そんな気を遣わんでいい。ママは充分落ち着いたから、安心しろパピ」
「ほ、本当に…?」
そりゃね、アタシだって人間の端くれ、そうそうこんなチビ犬に心配ばかりかけていいとは思っちゃいない。
だが…だがしかし、あんまりじゃないかあああぁぁぁっ!!
今週初めから悲鳴を上げてた確定申告の資料、それが全部届いたのって、今日の午後八時過ぎだったんだぞっ!! それもファックス! それも、人と犬がかわるがわる(?)催促こいた結果ってどーいうこったいっ!! 申告書提出の締切日が来週の月曜日だって、知らねぇたぁ言わせねえええっ!!! 一体何考えてるんだ、××会社っ!!!
危ういところで犯罪者になりかけた管理人の怒りは留まるところを知らず、案内人がおずおずと差し出した茶を一息で飲み干し(←猫舌のくせに)、なおもぎりぎりと歯を食いしばっていたのであった。
…と、そこへ。
「あ、あの〜、ママ…? まさかまだ、担当者さんを血祭りに上げようなんて考えているわけじゃ、ないでちよね…」
「うるさいっ! てめぇが口出しするこっちゃないわいっ! 黙っとれ、ワン公っ!」
「(ああ…まだまだ、頭は冷えてないんでちね…<ため息)…でもねママ。今ここで担当者さんの息の根止めようが、先方に無差別テロしかけようが、結局はママが犯罪者になるだけでちよ。…それってかなり、分の悪い賭けだと思いまちぇんか…?」
「わかっとるわ、そんなことっ! だが、このままじゃ腹の虫と怒りの炎が治まらねえんだよっ!」
すでに猛獣…いや怪獣と化した管理人を横目に案内人、再度のため息。と、やがてその黒く湿った鼻がそっと、管理人の耳元へ…。
「(内緒話モード)だったらママ…もっともっと、効果的な方法があるでちよ」
そして、何ごとかを管理人の耳にささやいた案内人。と、管理人の仏頂面がみるみるうちに満面の笑みとなって…。
「そーだったっ! 確かにそっちの方がどれだけ効果的かわからんっ! よく考えついた、パピっ! お前もこの四年間、ママの手元でいろいろ勉強していたんだねぇ…」
涙ぐみつつ、感慨にふける管理人。ああ…このワン公、気がつけばアタシよりもっともっと陰険で腹黒い犬に育ってやんの。これこそ、「飼い主を超えた」、あるいは「出藍の誉れ」と言うヤツであろうか。…両手のひらに乗っかるくらいのチビの頃から大事に大事に面倒見てきた甲斐があった…。パピよぉぉぉ〜っ! お前はまぎれもないママの宝物だよぉ…。これからもっともっと大事にするからね、うんと長生きするんだよっ!!
しかし犬の方はあくまでも冷静に肩をすくめ、三度目の大きな大きなため息をついて…。
(…やれやれ。頭に血が昇ると何しでかすかわからないこんなオバサンの手元で、ボクもよくここまでまともに育ったもんでち。でもきっと、この先もずっとこのバカ飼い主の面倒見ていかなくちゃならないんでしょうねぇ。…多分…一生…)
ちなみに、案内人が管理人の耳にささやいたのは以下の台詞なのであった。
(あんね、そーいうときはね…「てめぇの会社の実名、サイトで公開するぞ」って言ってやればいいんでちよ)
わははははっ!! 確かにそのとーりっ!! いいか、今回だけは勘弁してやるがな、今度客にこんな綱渡りさせてみろっ! その日のうちに会社の実名、特大フォントでサイトに載っけちゃるっっっ!!!(そこで、高らかに哄笑する管理人。…しかし犬に助言され、こんなにも得意になってる人間って…人間って…(号泣)>自分)
2004.03.08.(月) ドラマCDと春の風物詩
最近、巷を騒がせている「009」ドラマCD…遅ればせながら管理人もようやく入手し、聞いてみることができたのだった。
全体評価は二重丸、でなきゃ三重丸っ!! だってすごいじゃんっ! 9ばかりか24の、あの心くすぐる声が、声がああああぁぁぁっ! CDセットして再生ボタンぽちっと押すだけで思う存分聴けるんだよっ! これに感動せずしてどーしろっちゅーんじゃい! もちろんフランちゃんの可憐なつぶやき、そして奈々ちゃん、エヴァさんの切ない台詞には涙、涙でございましたが…。
しかしその反面、ヴィジュアルの助け一切なし、音だけで一つのドラマを作り上げることの困難さ、そして他者の描いた作品を己のものとして再構築することの難しさというものもいやと言うほど骨身にしみたりして…。なのでここはあえて、ツッコミたいところを重点的に列挙させて頂きますれば(←やな奴)。
星祭の夜編:おい島村っ! てめぇ何フランちゃんに甘えて言いたい放題言ってやがるんだっ! 貴様が命をかけても守るべきか弱い婦女子に説教喰らってどーすんでいっ。大体原作のもう一つの大黒柱、「母への思慕」っちゅーやつをすっかり忘れ果てよって、色恋沙汰にどっぷりつかっていいと思っとんのか、あー?(最後に思い出しても遅いっつーのっ!)…まあいい。今後一年かけて、一人でじっくり反省するよーに。
機械仕掛けの心臓編:…いやねぇ…そりゃ、難しゅうございますでしょう。音だけで全ての情報を聞き手に伝えるというのは。でもでも、奈々ちゃんの寂しさ、そしてアルベルト様のクールな台詞とお声にはグサリと心臓射抜かれたんですけどねぇ…。「克明な状況描写をしつつ、殴り倒されてしまったチンピラさん、お疲れ様でございました…」。もうもう、この一言に全て、尽きますです…。
愛の氷河編:―さすがの管理人も、こちらには因縁のつけようがございませんでした。ただしかしっ! きれいに洗った重箱の隅を姑のような意地悪さで突っつかせて頂ければ…。ジェットくんっ! マッハ5のスピードを誇りながら、何でエヴァさん助けられなかったのぉぉぉ〜(号泣)! あ…でもこれは、加速装置の性能以前にそれを起動させるための反応速度自体が遅れた…ということなんでしょうね。…完全な八つ当たりです。すみません。
憎まれ口ばっか叩いてしまって申し訳ございませんでした。でも、でもでもでも〜っ!!! このCD中の白眉は何と言っても「スカール様&横山くん」っ!
「ブラックゴースト銀河系第三惑星支部総会」のしょっぱなから、壊れてますっ! 壊れてますですよ、スカール様っ!!
またそしてその壊れ具合をつっついて、噛めば噛むほど味の出るスルメのごときスカール様のご人徳をこれでもかというほど引き出してくれた横山くんっ! ああ、君はもしかしたらBG&00ナンバー併せて最強の戦士かもしれないねぇ…(しみじみと涙)。
ちなみに横山くんの「加速装置っ!」という台詞、あのときだけは櫻井さんが友情出演したのではないかと思うのは管理人だけでしょうか…。
とはいえ、そんな横山くんの活躍でさえ時としてかすませてしまうのはやはりスカール様の、全てを捨てきった暴走ぶりっ。おおお〜…神々しゅうございます。麗しゅうございますっ。我を忘れ、己の存在理念を捨ててまでとことんエンターテイナーに徹したそのお姿、これぞまさしく我らがスカールさまでいらっしゃいますうううぅぅぅ〜(土下座したまま硬直←どうやらまともにお顔を見つめるなんて畏れ多くてできないらしい)。
あ、あの、スカール様。取り上げていただくのもおこがましき愚見でございますが、ここは一発、世界制服の足がかりとしてまず! 吉本興○征服なんて、如何なもンざんしょ。はぁ…想像しただけで全身が震えますです…○ンバ花月の、はたまた東京○本の舞台にて向かうところ敵なしっ、傍若無人に暴れまわるスカール様(もちろん相方は横山くんね)。ええ! そのご勇姿を拝見しただけで、かの宿敵00ナンバー全員、完全に戦意喪失して(ってーか、あまりの情けなさに(?)泣き崩れて)貴方様の御前にひれ伏すこと確実でございます! そーなりゃもうこんなちっぽけな惑星なんざ、隅から隅まで貴方様の思うがままっ。あとはどうぞ、そのお心の思し召すまま好き放題になさって下さいませえええぇぇぇっ(←いったいどっちの味方なんだ、てめーはよっ>自分)。
…失礼致しました。しかしながらマジでそう叫びたいくらい、スカール様と横山くんの掛合い漫才は素晴らしい出来でございました。少し前、某サイトの××様が日記にて「このドラマCD聴いていると筆がすごく進む」とおっしゃっていたのもごもっともでございます。管理人の邪推をお許し頂ければ、それにはこのスカ様&横山くんの力もかなり貢献していたのではないかと愚考するのでございますが、如何なものでございましょう。
管理人もそれに習って「仕事が進む〜」と誇らしげに語ってみたいところなんですけどねぇ…残念ながら今のアタシにとって最優先の仕事はお話書きでもイラスト描きでもない、春の風物詩、「確定申告」っ(←ゴクツブシとはいえ多少の収入はあるらしい<当たりめーだっ! でなきゃワン公一匹抱えて暮らしていけねーだろっ)!
実はね、申告に必要な某社様からの資料があと一点、まだ届いていなくてね…。担当者様は「期日までには絶対間に合わせますっ」とおっしゃっているものの、すでに締め切りまではあと一週間、ヘタすりゃ締め切り間際の一夜漬け、もしくは浅漬け(←塩もみとも言う)になりそうな瀬戸際なんですよ(泣笑)。
もっとも管理人、学生時代の定期試験から大学入試、卒論から資格試験に至るまで全て一夜漬けと浅漬けで乗り切ってきた身、追いつめられたときの対処の仕方はいやというほどわきまえてるはずですからそれはいーんですけどさ…。
未送達の資料抜きにして一応の概算たててみた結果。めでたく税金還付になる可能性が非常に高く、とってもとっても嬉しいはずの管理人…。だがしかし、例の資料次第によっては追加納税になる可能性も大いにある。…よーするに「綱渡りの途中で宙ぶらりんになっちゃった状態」なんですね。
あーあ。どーしてこうゼーム○ョってのは人から金をふんだくっていこうとばかりすんのかなぁ…。それも、ふんだくった税金、ロクでもないことにばっか使いまくりやがってよぉ。一般会計や特別会計予算、切り詰めて縮小するのは結構ですけどね、その裏でしっかりわけのわからないハコモノばっかおっ建てたり、憲法第九条ねじ曲げて自衛隊を戦闘地帯(どんなに言いくるめようが今のイラ○は戦闘地帯じゃいっ)に派遣してどーすんのさ。そんなのに金使うくらいだったら老人福祉や教育、育児支援、そして文化向上や環境保護、動物保護にもっともっと本腰入れてみろってんだよっ!
あー。何か、書いてるうちに余計税金払うのが嫌になってきた。…よし。こーなったらオバサンにも覚悟があるぞ。
税金還付ならともかく、万が一追加納税なんてことになってみろ。申告書の「未納付の源泉徴収税額」欄のすぐ脇に、「ぶゎ〜くゎ〜ぬゎあああああぁぁぁ〜」の名台詞を叫びつつ、深紅のバラの花束しょったスカール様のドアップ描いて出してやる…。
ああ…追いつめられて、またまた壊れましたね、うちのママ…。お願いでちから国家権力にたてつくのはやめてちょうだいでち! まかり間違ったら所得税法違反で刑事告発されまちよっ! …まぁでも、「泥棒にも三分の理」「バカにも一分の正論」。ボクもみんなが納めた税金、もっともっと弱者(その中にはもちろんボクみたいなわんこもはいってるでち)のために使ってほしいでちけど…。
それはともかく、今管理人は完全にスクラップ状態なので、更新は多分…今週一杯無理だと思いまちでち。ホントに、ホントにごめんなさいっ! 完全崩壊状態の管理人に代わってボクからひたすらお詫び申し上げまちので、どうかこれからもこのサイトを見捨てないでやって下さいませぇ〜っ! (そして、泣きながら平伏する案内人なのであった…)
2004.03.01.(月) マイナーチェンジ
寒さの中にもかすかな春の足音が聞こえ始めてきた今日この頃、ふと思い立ってサイトをほんのちょっぴり改装してみました。
TOPページから各コンテンツに直接飛べるようリンクを貼りなおしてみたのですが、如何でしょうか。
いや実はね、改装自体は前々から考えてたんスよ。ほら、今ってTOP→案内所→各ページってたどってもらわなくちゃならないでしょ。サイト開設するときは「おいでになる皆様のほぼ全員、このサイトの詳しい内容はご存じないわけだから、初めに各コンテンツの説明をご覧頂いた方がよかろ」って考えてたんだけど、開設以来7ヶ月半もたてば、リピーターの皆様方もさぞ増えていることだろう(と思いたい)し、すでにこのサイトの中身を熟知している方々も多いだろう(と思いたい)し…。そんな皆様にとって、いちいち案内所を経由するのは、もしかしたらめんどくさいんじゃないかな〜? なんてね。
おまけに、今まで読んだHP作成の参考書の中には「TOPページから三回以内のクリックで知りたい情報にアクセスできるのが理想」なんて書いてあるものがあったりしてさー。ンなこと言ったらうちのサイトなんか間違いなく落第だよ、落第(威張りつつ汗)! 特にメインコンテンツ(玉櫛笥)なんざコンテンツのTOPからさらに二つに分かれてるわ、モノによってはお話本文に行く前に「注意書」なんぞのページを通らなくちゃならないわ、どーしよーもねーや、みたいな。
てなわけで。
たった一回ではございますが、クリックの手間を減らせるよう工夫してみました(あ、でももちろん、初めてのお客様には今までどおり案内所にお立ち寄り頂けるよう、うちの案内人によく言い聞かせてありますのでご安心を。案内所からのリンクもそのまま残してありますし、何かありましたらこちらにも是非おいでになって下さいね)。
なお、今回新たに2件の同盟&応援リングに参加させて頂いたついでに、参加同盟&サーチ等のバナーもTOPに移してみました(そうすれば、入る前にサイトの傾向がわかるかな〜と思ったんですが…)。
とりあえず、これでしばらくやってみようと思います。もし何かご意見がございましたらご遠慮なく、掲示板かメールでお申しつけ下さいませ(平伏っ)。
2004.02.25.(水) 黒シャツ随想
本日ちょっと、出かけなければならなくなって。何の気なしに取り出したのは黒いシャツ。何てったって黒い服(別にシャツだけでなく、他にもセーターとかスカートとかパンツとか)ってのはどんな色にも合うし、肌は白く見えるし、体型も引き締まって見えるらしいし(←これが一番重要)、ワードローブに最低一着は揃えておきたい便利アイテム、管理人もかなり重宝がってよく着ているのである。
しかし、「光あるところには影がある」、「うまい話にゃ裏がある」。まー、色の濃い服ってくっついたホコリや糸くずなんぞが目立つ目立つ。洗濯したあとなんか、特にひどいよね。一緒に洗ったタオルやシーツ、白ブラウスや下着なんぞの細かい繊維ボコリを吸い込みまくりやがって、そりゃ一応「清潔」にはなってるんだろうけど、見た目だけで言えば洗う前より汚くなっちまってるじゃねぇかよオイっっっ!!! なんて絶叫することもしょっちゅうで。
しかもうちにはご存知の通り犬が一匹いたりする。それもパピヨン。それも茶と黒と白の三毛(←正式には「トライカラー」とか何とかいうらしいが、どっちにしたって意味は一緒〜♪<踊…って何それ)。
そんな中、黒い衣服をみっともよく保存するのはまず不可能。今日取り出したシャツだって、ついこの間洗濯したのをしっかりタンスにしまいこんだはずなのに、たとえタンスの中とても、入るぞ犬の毛、糸ボコリ。
てなわけで、お出かけ前には必ずくるくるローラーで掃除しなきゃ着られねぇんだよ、黒い服ってやつぁっ!!!
…それでも努力の甲斐あって、すっかりきれいになったシャツを身につけ、下はベージュのストレッチパンツ、さらには薄手のジャンパーなどを手に、いざ玄関を出ようとした瞬間。
「ママぁぁぁっ!! どこ行くのっ!? ボクをおいてっちゃうのぉぉぉっっっ!?」
必死の形相で走り出てきた犬が、がばと飼い主に抱きつき攻撃っ!! ひえええぇぇぇっ!!
管理人、もはや失神寸前。だって…だってだってだってだってぇぇぇっ!!
確かにこいつは三毛犬だが、腹だけは見事に純白なんだよおおおぉぉぉっ(←魂の叫び)。
かくして。渾身の力でしがみつかれ、その純白の腹の毛皮を思いきりすりすりされた管理人、大乱闘の末に犬を茶の間に閉じ込め、再び自室に戻ってシャツ全体をくるくるローラーで掃除する羽目になるのであった…。
そこで、本日の教訓。
「黒い服を着て出かけるときには、飼い犬・飼い猫は必ずダンボール箱に詰めて押入れ、クローゼット、あるいは納戸にしまっておきましょう。特に、腹の毛が白い犬猫の場合は要注意です」
あ、そういえばクビクロもお腹の毛は白かったような…。ジョーくん、だからクビクロ編では着てないのね、黒い服…(←原作参照。ちなみにTVでは…どーだったっけ?<こらこら)。
ママっ! よりにもよって何て乱暴なことを言い出すんでちかっ! (おっとぉ、いきなりイエローカードか?!>パピ) 箱詰めにされてしまわれちゃったりしたら、ボクたちわんこだってにゃんこちゃんたちだって死んじゃいまちよっ(皆しゃま、お願いでちからそんなことしないで下ちゃいね…<切実)!!! それよりちょっと聞きたいことがあるんでちけど、そこまでしてお出かけに黒いお洋服を着ていかなくちゃいけない理由、何かあるんでちかっ(<閉じ込められた挙句置いてきぼりにされてかなりムカついている案内人)。
…そー言われてみれば…ないかも(<相変わらず無責任全開、行き当たりばったりの飼い主)。
2004.02.01.(日) 人の心に魔がさすとき
昨日は、例によって案内人のお風呂の日。で、これまた例によって暇つぶしをしなくてはならなくなった管理人、久しぶりに某喫茶店へと足を向け、優雅にティータイムとしゃれ込んだと思し召せ。
ブレンドコーヒーを頼めば、まぁまぁ、最敬礼で注文取ってくれる兄ちゃんが。わぁ、すごいなー…ここってば、従業員教育がえれー徹底しとるわ、なんて感心しつつ、ゆったりくつろいで三十分後。
コーヒーも飲み終わり、支払いをしようとレジに行ってみれば、誰もいないぞ閑古鳥。あれ? どーしたのかなー…。
なんと、その時点で店にいた店員さんゼロ。おいおいおいっ!!!
慌てて周囲を見渡して、やっと見つけたねいちゃん一人。だがそのねいちゃん、厨房での洗い物に夢中になってて、しかも客席にはしっかり背中を向けてたりして。しょーがないから、声かけましたさ。「あのー、すみませーん」ってね…。
なのにねいちゃん、全然気がついてくれない。そりゃ、他のお客さんもいたからさすがの管理人もちょっくら気恥ずかしくて、声がかなり小さかったのは認めるけどさ。ついでにこの店、一階だけでなく二階にも席があるから、多分あの超礼儀正しいにーちゃんなんかもそっちの方へ回ってるんじゃないかと思ったけどさ…。
どうしようもなくなって、とことこ厨房まで行って、再度「あのー、お勘定したいんですけど」と声をかけた管理人。
「あ、すみませんー!」とあたふたレジにやってきてくれたねいちゃん、さっきのにーちゃんに負けないくらいの感じのよさでてきぱきと精算を済ませてくれた。うん、やっぱこの店、従業員教育は満点だわ、と満足して店を出た管理人だったけど…だけどだけどだけどっ!!!
精算してくれてるねいちゃんを見守りながら、ふと心にわきあがったこの思い。うーん…。
わざわざこのねいちゃんに声かけなければ、絶対できたよな、無銭飲食。
出来心で犯罪を犯してしまった人間が必ず口にするこの一言。「つい、魔がさして…」。
人の心に悪魔が忍び寄る一瞬って、以外に身近にあるのかもしれない。
あ、ちなみにこのあと、またまたパチンコ屋に行って「必殺激闘編」に狂乱してしまいました…(<進歩のない奴)。この前、「『009』の台もあるらしいですよー(はあと)」と教えて下さった×××××様! 申し訳ございません〜っ!! 隅から隅まで探してみたんですけど、どうやらあの店、「009」台は置いてないみたいですぅぅぅ〜っ(涙とともに土下座)。
ああ…ボクのお風呂の間に、ついにママは犯罪に手を染めるようになってしまったでちか…。ねぇママッ! ママが刑務所に入るのは勝手でちけどね、その間のボクのご飯とお散歩だけは何とかしといてちょうだいねっ!!!(<案内人)
こらこらこらっ! あたしゃまだ犯罪犯したわけじゃねーぞっ! それに、もし実行したって初犯だし、ブレンド一杯は約五百円。鉄板で執行猶予、うまく行きゃ説諭か罰金で済むから安心しろ>パピ(…いやだから、そーいう問題じゃねーってばよっ<蹴殺)。
あ…そーいえば、この間観た歌舞伎解説、まだ「毛抜」と「義経千本桜」が残ってたんだわねぇ…(←忘れてんじゃねぇ)。…すみません。この点についてはのちほど善処致します…。
2004.01.14.(水) 月も朧に白魚の…
はーやれやれ…と、実は今疲労困憊の管理人だったりする。というのも、ここ数日管理人にしては珍しくいろんな予定が目白押しで、何だかんだとあちこち飛び回っていたからなのであった(そのほとんどは遊びの予定だったから全ては自業自得だったりするんだけど…あ、だけど一部「よんどころない家庭の事情」もあったよな。ついでに言えばその所為で遊びの約束をドタキャンしたりなんかして。←だけど八割方は遊んでたんと違うんかい>自分)。
ま、細かいことは置いといて、本日はそのラスト、なんと歌舞伎を観に行ったりしてしまったのであります。それも、男女蔵さん、獅童さん、亀治郎さん及び勘太郎七之助ご兄弟を中心に、若手役者が勢揃いする浅草歌舞伎でいっ!! お芝居(それも歌舞伎)なんざ観に行くのは果たして何年振りやら…てなわけで管理人、思いっくそ気合い入れて着物なんか着てしまいましたわっ。おまけに髪の毛までアップに結ったとくれば、近年まれに見る快挙でございますのよ、おほほほほっ!!
演目は「三人吉三巴白浪 大川端庚申塚の場」「歌舞伎十八番の内 毛抜」「義経千本桜 吉野山」の三つ。若手中心だけあって台詞回しももすごくわかりやすかったし、てきぱきと元気のいい所作も見ていて気持ちがよかったっす。
しかしながら、そんな中でもしっかり妄想をたくましうしてしまうのが管理人の困ったビョーキ。…そう、今回はしょっぱなの「三人吉三」からやられました。
この話、現代風に言えばピカレスクロマンというやつで、たまたま同じ「吉三」という名前を持った三人の盗賊が偶然出会い、義兄弟の杯を交わしたはいいものの、やがて数奇な運命に巻き込まれていく、という筋書きなんですが…(※注1)。
今回演じられたのは三人の出会いの場面のみ。しかしながらその三人というのが「女装の美青(少?)年盗賊、お嬢吉三」「武士あがりでちょっと危険な香り漂うお坊吉三」「僧侶あがりでお嬢とお坊の兄貴分、和尚吉三」とくれば、はいもう皆様、おわかりですね。
こりゃ絶対「お嬢=ジョーくん」「お坊=ジェットくん」「和尚=アルベルト様」で決まりじゃんっっっ!!!(※注2)
目の前の華麗な舞台、役者さんの美しい立ち姿にため息をつきつつ、一方ではしっかりこんな妄想に浸っていた管理人、完全に終ってます。…すみません。
しかし、これも所詮は「009」ファンの性(ついに開き直ったな>自分)。ふんっ!! いーもんねーっ。妄想こそ我が生きる糧、このサイトの原動力っ! 第一、一つの舞台で二通りの楽しみ方ができるっつーのもこのビョーキあればこそ(いやだからそれはもういいから>自分)。
だけどちょっぴり、心の隅で。「和尚はグレート氏っつーのもありかなー…」と。ほら、何てったって僧侶上がりだし、ヘアスタイルからいえばぴったり(はあと)。でもなー…「お嬢とお坊の兄貴分」ならやっぱアルベルト様か…(だからもうやめろって言ってんだよわかんねーのか>自分)。
相も変らぬお目汚し、大変失礼致しました。でもなー。今日は他にもあと二本観たしなー。
…もしかしたらこれ、次回に続くかもしれません。ま、そーなったらそーなったでビョーキ持ちの年寄りの戯言と、どうか皆様、温かい目で見守ってやって下さいませ(平伏っ)。
※どーでもいい注1:歌舞伎の演目には結構長いものも多くて、最初から最後まで一度に上演(「通し狂言」といいます)されたりしたひにゃ、観るのにもゆうにまる一日かかっちゃったりします。なので現在はそのうちの一幕ずつを何本か組み合わせて演じる「見取り(みどり)」という形式が一般的です。
※どーでもよくないであろう注2:実際の配役は「お嬢=七之助さん」「お坊=男女蔵さん」「和尚=獅童さん」でした。
2004.01.12.(月) 銀座狂騒曲
去る1月10日、昨年9月以来のプチオフ会があったのだった。今回はメンバーもさらに増え、参加したのはjui様、まるり様、京屋リンコ様、HOIHO様、塩蔵様、もたこ様、そして管理人の7人。先にご一緒させて頂いたお三方以外とは初対面だったけれど、そこはそれ、いつもネットで親しくお話ししている仲、皆様あっという間に打ち解けて、最高に楽しいひとときを過ごすことができたのであります。しかも毎回リンコ様が手配して下さる(←ありがとうございますっ)お店がまた素敵で、美味しくて…。皆々様、本当にどうもありがとうございましたあああぁぁぁ〜(平伏っ)!
ただ。そこでも何の役にも立たないのがオバサンというヤツ。いえ実は、全員で待ち合わせる少し前、前もってそのうちの何人かで合流したんですけどね。ちなみに場所は某有楽町○リオン、ちなみに東京在住者は管理人のみ。
…で。
「それでは私が銀座を案内致しますわっ!!」
などと、ついつい偉そうにヌカしてしまったわけですよ。なのにその舌の根も乾かぬうちに「…でも、せっかくお会いできたのだからその前にちょっとお茶でも飲んでお話ししましょうか」と言っちまったのが運の尽き、皆様をさんざん引きずりまわしてとある喫茶店に入り、話に夢中になってはっと気がつきゃ全員集合時刻十五分前。
結果。再び○リオンに戻りつつ、オバサンが皆様にご覧頂いたのは「服部セ○コーの時計塔」「○越前のライオン」「(日本一地価が高いと言われる)鳩居○」の三つだけ(しかも鳩居○にいたっては交差点の向こう側から指差しただけってのは何だよ>自分)。
おそらく皆様の頭の中には、楽しいオフ会の思い出はともかく…「銀座を観光した」なんてご記憶はカケラも残らないことでございましょう…(涙)。あああ〜っ!! すみませんすみません〜っ(土下座したあと脱兎のごとく逃走)!!!
やれやれ。方向感覚ゼロのくせに、偉そうなこと言うからこんなことになるんでちよ。…でも、筋金入りの方向オンチのくせに三つもご覧頂けたなんて、ママにしてはよくできまちた(そりゃ嫌味かよっ<管理人)。だからこれからは身の程をわきまえて、できそうもない大ボラ吹くのはやめてちょうだいねっ!(<留守番させられてちょっとご機嫌斜めの案内人←どうやら一緒に行きたかったらしい)
2004.01.04.(日) こいつぁ春から…
新年明けましておめでとうございます。本年も昨年同様、何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、お正月三が日怠け倒して、ご挨拶を申し上げることさえ今頃になってしまった管理人(←最低)。「遊び倒して」ではなく「怠け倒して」というのは、近所の神社に初詣に行った以外、どこへも行かなかったから(←情けねぇ<涙)。
というのも実は、元旦はともかく二日三日はどうしても家を空けられない事情があるからなのね。
それはずばり箱根駅伝観戦。どーゆーわけだか管理人ちでは、遠い昔からこれが年頭の行事としてしっかり定着しているのである。
残念ながら管理人の母校は予選会でコケやがって本戦出場は果たせなかったけれども、チームの中から学連選抜に選ばれた選手もいたりしたので結構真剣に観てしまったのであった。
この箱根駅伝というやつ、たかがかけっこと言ってしまえばそれまでなんだけど、毎年観てると結構しみじみするものがあるんすよ。出場経験の浅いチームとか、今までシード権外(十一位以下)の成績しか出せなかったチームが健闘して一ケタ順位ゴールしたりすると「よくここまで頑張ったねぇ」と胸が熱くなり、反対に世に言う名門校、強豪校が不調でシード権逃したりすると「来年があるぞっ、負けるなっ!」なんて目に涙を溜めて叫んじゃったりして。…ああ、気分はすっかり選手の姉(←いかに管理人といえどもさすがにまだ「母」というトシではない)。
特にここ数年は「戦国駅伝」なんぞと言われて毎年毎年番狂わせが続出。悲喜こもごもの感動シーンがしこたま観られて、観客としては大満足のレースが続いているのだが…。よく考えてみればそれって、各校の実力が切迫して、生半可なことじゃ勝てなくなってるってことだよな。とすると、各大学の監督やコーチは少しでも有望な選手を集めようと、さぞ必死になってることだろうて…。と、ここまで考えたとき、管理人の頭にはまたまた悪いビョーキがもやもやと湧いて出てきてしまったのであった。
思い出してしまったのは「009」原作、「走れ! にいちゃん編」でトレーニングをしていたジョーくんの姿。ひと気のない磯の岩場で、あるいは松林で一人黙々と続けるトレーニングはもちろん実戦さながら、決してその超人的な能力を隠したりなんかはしておりません。もちろん、サイボーグであるジョーくんなら自分以外の気配には人一倍敏感だろうし、耳や目だってフランちゃんほどではないにしても常人よりははるかに優れているだろうから、誰かが近づいてくるやいなや、トレーニングはぱったりやめちゃうんだろうけど…。
万が一。いや、億が一、兆が一。どっかの大学のスカウトマンなんかにそれを目撃されちゃったとしたら…?(原作でもガキんちょに目撃されてたことだしな←いやだから、そういうことは言うなって>自分)
「ね…ねえ君っ! 君、年いくつ?」(なんて、いきなり駆け寄ってこられちゃったりなんかして)
「じゅ…十八…ですけど?」(でもって、さっさと逃げりゃいいのについつい素直に答えちゃったりなんかして←なんつってもジョーくんだし)
「じゃ君、高校生!? 卒業後の進路はもう決まってるの!?」
「あ、いえ…僕は…学校には…」(←はっきり「通ってない」って言えよコラ)
「じゃ就職!? ねぇ、考え直してみる気はない? 『大学、行きたいな』なんて思ったことないっ!?」
「あ…」(すでに頭の中は真っ白)
「あ、あのねっ、僕は○○大学のスカウトマンなんだけど、君のような人材を探していたんだよっ! 今からでも遅くはない! 是非、卒業後はわが○○大学の陸上部にっ!!」
ここらへんでやっと事情が飲み込めたジョーくん、すがりつくスカウトマンを振りほどき、脱兎のごとく逃走。だが、次の日からジョーくんのトレーニング場には手に手に虫取り網や投げ縄、麻酔銃(←?)を持った○○大学関係者が大挙して押し寄せ、結果ジョーくんはそれからしばらくの間ギルモア邸から一歩も出られなくなるのであった。
…でもって、ようやくほとぼりがさめてトレーニングを再開したと同時に、今度は××大学陸上部のスカウトマンに目撃されて冒頭に戻る、と(以下エンドレス)。
しかしアタシってば新年早々何考えてんだか。でもま、これで今年も安心だ〜。箱根駅伝、感動のゴールシーンを眺めながらこんな妄想に浸ってるんだから、毎度毎度のお騒がせ妄想炸裂話のネタが尽きることもあるまい。わははははっ!!!
あーあ。年が明けようがどうしようが、うちのママのバカさ加減には何の変わりもないんでちねぇ…(ため息)。今年もまた、このどーしよーもない人間の面倒を見なくちゃいけないのかぁ…。でも、そうとなるとボクもうかうかしてはいられないでち。途中でへばったりしないように、身体を鍛えて頑張らなきゃ!(←かくして、決意の白鉢巻も凛々しく、襲撃訓練と何故か歯磨きに精を出す案内人なのであった)